茅野市(ちのし)は、長野県にある市で、八ヶ岳や蓼科高原、白駒池や白樺湖など多数の観光地で知られており、特に八ヶ岳連峰の山の数々は山登りファンは外せない場所です。そのほか信濃牛や新鮮な地元野菜などにも定評があり、雄大な自然に囲まれて味わうグルメに魅かれて近年多くの観光客が訪れています。
知る
[編集]諏訪広域連合に参加しており、観光都市として名をはせている一方で工業生産額もかなり上位です。多くの人が別荘を持っており、標高が高い場所では朝雲の中で目覚めることもあります。
観光に当たって、蓼科市の観光ウェブページがありますのでそちらも是非ご参照ください : https://navi.chinotabi.jp/
気候
[編集]気候 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 (°C) | 14.7 | 19.8 | 22.5 | 26.7 | 28.0 | 24.3 | 18.9 | 13.3 | 8.1 | 5.7 | 6.3 | 10.0 |
最低気温 (°C) | 9.9 | 15.8 | 19.4 | 23.8 | 24.4 | 20.0 | 13.9 | 7.4 | 2.0 | -1.4 | -1.2 | 4.3 |
出典:茅野観光ナビ |
都道府県別では中央高地に分類される長野県に位置していますが、茅野市自体は太平洋側の内陸性気候です。ケッペンの気候区分では大部分が湿潤亜寒帯に当たり、町は全体的に標高が高いため(770m~1,200m)に寒いです。冬の朝には放射冷却によってマイナス15度まで下がることもありますが乾燥しているため雪は少ないです。夏は他の都市に比べて比較的涼しいものの真夏日になる日もあります。山の上では夏でも長袖が必要な地域もあります。蓼科高原は冬にはマイナス20度を下回ることもあります。
茅野市の気候についてはこちらをご覧ください。
地理
[編集]前述の通り茅野市は八ヶ岳連峰に入っており、登山の足掛かりとなる場所です。代表的な山に蓼科山や霧ヶ峰、車山などがあり、麦草ヒュッテや白駒池駐車場へ行くためには茅野市からメルヘン街道を辿るのが最も便利です。おすすめの山としては冷山や縞枯山、茶臼山などが挙げられますが、どれも山頂までの道は大きな岩や木の根により凸凹としているため、本格的な登山の装備及び用意が必要となるでしょう。麦草峠にある白駒池駐車場から歩いて15分ほどの所にある白駒池は、40分で池の外周を一周でき、道は2~4本の木の板によって整えられているため登山をしたことがない人にも非常におすすめです。池の水は非常に澄んでおり、岩や根についた苔は非常に綺麗です。途中の看板でいくつかの代表的な苔が紹介されており、知識がなくても楽しめます。青苔荘には売店があり、キャンプもできる他、白駒荘では宿泊が可能です(ただし白駒池駐車場からホテルまでの間を歩いて荷物を運ぶ必要があります)。
奥蓼科温泉郷の渋の湯には温泉宿があり、冷山から歩いていったり、車で湯の道街道を登ったりすることで行くことができます。蓼科湖にはリゾートホテルの他キャンプ場もあり、雄大な自然の中で1日を過ごすことができます。
市内西側はこのように八ヶ岳連峰の山々が連なっていますが、一方で東側は開けており市街地となっています。市街地には複数の神社の他縄文時代の遺跡や考古学博物館などがあり、山に行かない人も楽しむことができます。地元の野菜や果物は直売所で直接買うことができ、場所によっては地元野菜を使用したレストランやカフェが隣接していることもあります。高級イタリアンや名物の信州そばをはじめとした非常に美味しい外食屋も多く、見どころは多いです。
山登りについては八ヶ岳と#する、ホテルや旅館などについては#泊まる、縄文関連の場所や寺社については#観る、グルメについては#食べるでそれぞれ詳細をご確認ください。
歴史
[編集]この地には、縄文時代から人が入っており、大和朝廷による東山道開通事業が行われたり、蝦夷討伐の足掛かりとなったり、あるいは勅旨牧の山鹿牧が置かれたりと、古来より発展していました。茅野市街地が諏訪市に非常に近いこともあり、諏訪大社前宮は現在も茅野市内にありますが、中世にも諏訪大社の繁栄とともにまつりごとの中心地でした。現在でも神長官守矢史料館やその周辺などにはその様子が色濃く残っています。
長年名門諏訪氏の支配下にありましたが、武田信玄の諏訪侵攻により諏訪頼重の代で諏訪氏は滅び、信玄配下の板垣信方が諏訪郡司として上原城に入ります。その後諏訪湖岸にある高島城に移ることで茅野の政治的価値は薄くなりました。江戸時代になり諏訪氏が再興されると、再びその勢力下にはいり、甲州街道などにより賑わいました。
明治に入り廃藩置県の影響で幾度か行政区分の組み換えが行われます。1905年に中央線が富士見から岡谷まで開通すると、八ヶ岳山麓地域の再開発・振興事業が行われ発展し、現在に至ります。
読書
[編集]東京大学名誉教授であり建築家の藤森照信氏は茅野市出身であり、市内にはフジモリ茶室があります。建築が自然と一体化する自然建築デザインを専門としており、市内のフジモリ茶室も風景に溶け込むように至って一般的な場所に置かれています。近現代建築について書いた著書が数十冊刊行されており、特に茶室については多くの本で述べられています。また、『路上観察学入門』なども日常的な視点を変える手掛かりとなるでしょう。
困ったときは
[編集]- 1 茅野市観光案内所 (ちの旅案内所)、茅野市ちの3506 モンエイトビル2F。電話番号:(0)266-73-8550、ファックス:(0)266-78-7310、メール:ask8@chinotabi.jp。 「ちの旅」を展開するちの観光まちづくり推進機構の観光案内所で、市内を中心とした観光案内はもちろん、宿泊施設の予約なども行ってくれます。また、レンタサイクルの貸し出しも行っています。 追加情報:駐車場・駐輪場、レンタサイクル。 営業時間:9:00~17:00。
- 警察署
- 2 茅野警察署、茅野市本町西9-39。電話番号:(0)266-82-0110。
- 3 茅野駅前交番、茅野市ちの3506-1。電話番号:(0)266-72-5380。
- 4 尖石縄文交番、茅野市豊平3074-4。電話番号:(0)266-72-2203。
- 5 北山駐在所、茅野市北山4222。電話番号:(0)266-78-2110。
着く
[編集]鉄道で
[編集]茅野市内はJR中央本線が走っており、茅野駅か青柳駅を利用することができます。中央本線は東方向は東京から走っており、八王子や大月、甲府や小淵沢などを経由して茅野市に来ています。反対側では諏訪や岡谷を経由して塩尻や木曽福島を通り、終点は中津川にあります。
バスで
[編集]諏訪バスのアルピコ交通とJRバス関東が茅野市を通っています。アルピコ交通はバスタ新宿と茅野駅との間を高速バスで結んでおり、茅野市域では諏訪バスという名称が用いられています。他に京都や梅田と茅野市を結んでいるアルピコ交通の高速バスもあります。アルピコ交通が運行している諏訪バスの一般路線(高速路線でないもの)については#移動するをご覧ください。
- 3 ジェイアールバス関東諏訪支店
車で
[編集]茅野市内にはE20中央自動車道が走っており、諏訪南インターチェンジか諏訪インターチェンジからのアクセスが容易です。
中央自動車道へは双葉ジャンクションで中部横断自動車道(佐久穂町・新清水などを通る)からいける他、関西地方からは名神高速道路と東名高速道路を経由して小牧ジャンクションで中央自動車道に乗り換えることが可能です。
国道152号線は上田市から浜松市を結ぶ路線で、茅野市・伊那市・飯田市を経由しています。伊那市の高遠城址公園の横を通っている路線であり、南北方向でのアクセスには便利です。
自転車で
[編集]茅野市の山はサイクリングでも人気で、特に佐久穂町から八ヶ岳を超えて伸びているメルヘン街道はサイクリングする人を頻繁に見かけます。そのため佐久穂町からのサイクリングは眺めも良く、たくさんの自然に触れながら澄んだ気持ちで茅野市に入ることができるかもしれません。ただしこの道は急斜面を登るために非常に曲がりくねっており、道の坂も急であることに留意してください。
茅野市観光案内所にはレンタサイクルがあり、こちらで自転車を借りて移動することができます。
徒歩で
[編集]南牧村や富士見町、佐久市、佐久穂町、山梨県北杜市など多くの市区町村から山登りで茅野市に入ることがあります。ただし非常に長距離であり、登山愛好家以外はあまり使わない手段でしょう。
移動する
[編集]鉄道で
[編集]茅野市内はJR中央本線の茅野駅と青柳駅のみであり、茅野駅は多くの市内の観光地の玄関口となっているものの市内の移動手段として鉄道は不便でしょう。
バスで
[編集]アルピコ交通が市内に多くの路線を展開しています。右の画像は茅野市内のアルピコ交通の運行情報であり、この地域のバスは諏訪バスと呼ばれています(#着く#バスでも参照)。
タクシーで
[編集]アルピコタクシー(☏ +81 266 71 1181)と第一交通(☏ +81 266 72 4161)が利用できます。
車で
[編集]
フォグランプの色
フォグランプは通常は白色が使用され、そのほかに黄色も有名ですが、現在ではネットでそれ以外の色のフォグランプも販売されています。例として青やピンク、紫色などのものですが、日本では『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示』第1節 第121条(前部霧灯)「前部霧灯は、白色または淡黄色であり、その全てが同一であること」という定めがありますのでこれらの色は違法です。海外サイトなどのものが多く、騙されやすいので注意しましょう。白と黄色の利便性の違いですが、それぞれメリットとデメリットがあります。白色は車のデフォルトのヘッドライトの色と同じであったりし、スマートな印象を与える利点があります。しかし霧の中での見やすさで言えば、白色は波長が短いために水滴に光線が邪魔されて乱反射し、結果的にあまり見やすくなくなってしまいます。対して黄色(淡黄色)のフォグランプは実用性に富んでおり、波長が長いので霧の中でも非常に見やすいです。恋霧でなければどちらも十分に使えますので、霧の多い場所をよく運転するのか、見た目を重視するのかでよく考えてから選びましょう。 |
市街地は他の多くの街と同様に車道が張り巡らされており、車での移動には困りません。ただし、山岳部に近づくにつれ急カーブが増え、U字状のカーブなどが非常に多いため注意が必要です。また、山岳部の道ではサイクリングをする人や循環バスなども走っているため、そちらにも十分注意する必要があります。標高が高い場所の朝には霧が濃く立ち込め、フォグランプを付けても前がほとんど見えない状態になることも多々あるため、徐行が必要になりますし朝のドライブはできるだけ少なくするべきです。もしも朝にドライブをする際にはフォグランプ付きの自動車を用意し、色は白色よりも黄色がおすすめです(コラムも参照)。
- 6 ENEOS 20号諏訪インターSS、茅野市中沖2152。電話番号:+2 6671 1282。
- 7 ENEOS ちのSS、茅野市ちの864。電話番号:+2 6672 4814。
- 8 ENEOS セルフちのSS、茅野市宮川字中通4074。電話番号:+2 6682 6440。
- 9 ENEOS EneJet茅野宮川SS、+2 6672 4788。電話番号:+2 6672 4788。
- 10 ENEOS 茅野SS、+2 6672 7138。電話番号:(0)266727138。
- 11 ENEOS ノバ仲町SS、茅野市仲町16-18。電話番号:+2 6673 9778。
- 12 ENEOS Dr. Drive茅野本町SS、茅野市本町西5-17。電話番号:+2 6672 0677。
- 13 ENEOS 茅野ピラタスSS、茅野市本町西18-6。電話番号:+2 6682 0789。
- 14 三浦屋 茅野SS、茅野市本町東2-4。電話番号:+120418172。
- 15 ENEOS EneJet茅野城山SS、茅野市本町東8-13。電話番号:+2 6673 6155。
- 16 PETRAS 茅野SS、茅野市米沢238-1。電話番号:+2 6682 5531。
- 17 出光 セルフカーケアタウンズSS、茅野市豊平1552。電話番号:+2 6682 1025。
- 18 出光 蓼科SS、茅野市米沢3747。電話番号:+266724133。
- 19 ENEOS 玉川SS、茅野市玉川3040-1。電話番号:+266728015。
- 20 ENEOS 米沢セルフSS、茅野市米沢3777-1。電話番号:+2 6672 7894。
- 21 ENEOS ヴィーナス蓼科SS、茅野市米沢3785。電話番号:+2 6672 4488。
- 22 コスモ石油 コスモ南タテシナSS、茅野市玉川10696-1。電話番号:+2 6679 3547。
- 23 Shell ニュー蓼科SS、茅野市北山4789。電話番号:+2 6678 2341。
- 24 ENEOS 蓼科SS、茅野市北山4035-205。電話番号:+2 6667 2550。
蓼科市東部、つまり山岳部の方面では、ユニークな名称を持つ地域ごとの道が通っています。蓼科中央高原や西蓼科では山を横断して八千穂高原、果ては佐久穂町へと続くメルヘン街道(国道299号線)が便利です。また、奥蓼科地域の温泉を周る際には湯みち街道を通るといいでしょう。
八ヶ岳を横断するルートとしておすすめなのは、上記のメルヘン街道です。この街道は八ヶ岳の山の魅力をたくさん体験できる道の最たるもので、道に複数個の展望場があります。八ヶ岳を超えると八千穂高原に出て、白樺の群生地やキャンプ場のある場所を抜けて佐久穂町に入ります。小海町へ行くにもこの道は便利です。逆に、メルヘン街道以外の大きな道を探すのは難しく、他のルートは大抵が登山道です。もちろん、登山をするならばこれはまさに誂え向きの道筋ですが、車・自転車での利用はできません。八ヶ岳連峰の北側をビーナスライン(Wikipedia | 、、、、長野県道460号線)が走っており、白樺湖方面、或いはさらに北の立科町以北へアクセスできます。南方面では、八ヶ岳連峰の南側、つまり山梨県の北杜市に入らないと東には進めません。
観る
[編集]- 白樺リゾートスキー場
- 上原城
茅野市は、主に自然にかかわる観光資源が豊富です。近年、有名な湖などの観光地は開発され続けており、山の中にあるものでも容易にめぐることができ、また宿泊施設やボート乗り場などが作られているところも多々あります。その反面、そういった場所は登山を楽しみたい人などには物足りなく感じてしまうこともあるので、山を歩きたい方は八ヶ岳連峰の山々をおすすめします。
茅野市公式から茅野観光ナビのホームページが配信されています。
蓼科
[編集]蓼科高原は茅野市北部に位置している高原で、八ヶ岳連峰の北西に位置します。標高が1,000mを超えていることに起因して夏には著名な避暑地となっており、別荘が並びます。冬には積雪により通行止めになる道も多く存在しますが、夏のバカンスにはちょうどいい場所と言えましょう。涼しい森の中でのんびり過ごすのもよし、温泉に行くのもよし、また山登りするのもよしと、非常にたくさんの魅力が詰まった地域です。秋には紅葉により山一面がカラフルになり、特に乙女滝や横谷観音、蓼科湖は紅葉を見るのにうってつけです。最上流のおしどり隠しの滝は岩が赤いこともあり、苔の緑なども含めすべてがカラフルで見ごたえがあります。横谷渓谷は長野県内でも指折り数えるほどの紅葉スポットであり、非常に人気な反面混むことも予想されます。駐車場は早く満車状態になってしまうため、出立は急いだほうがいいです。冬季には滝が流れたまま凍っている氷瀑を見ることができますが、元来遊歩道が少し急な上に凍っているので、十分に注意してください。また、スキーもこの地域の大きな産業の一つです。
- 奥蓼科
奥蓼科温泉郷は、蓼科高原の奥部、山の中に点在する温泉群です。療養泉(含鉄泉)であり、湯の色が赤色を帯びます。温泉の他にも様々な景勝地があり、近年観光客が続々と増えています。秋シーズンには紅葉も非常に美しいですが、少々寒いでしょう。
奥蓼科温泉郷と蓼科中央高原にまたがる横谷渓谷及びその周辺観光スポットはこちらを参照。また、具体的な温泉宿については「泊まる」をご覧ください。
- 1 御射鹿池、長野県茅野市豊平 。 農業用の池ですが、農林水産省選定の「ため池百選」にも選ばれる非常に美しい池です。山間にあり、周りの森が水面に写り鏡のようになります。秋の紅葉シーズンにはさらに楽しめるでしょう。
- 蓼科中央高原
- 横谷渓谷 (車:横谷観音展望台駐車場(秋にはすぐ満車になるので注意);バス:アルピコ交通麦草峠線で約30分)。 長野の紅葉狩りの有名スポットです。渋川が山から流れており、扇状地を下って上川と合流し、果ては諏訪湖にそそぎます。この渋川が削った渓谷が横谷渓谷で、数多くの滝と横谷観音、そして周りに散在する温泉地等魅力が詰まっています。秋でなくとも十分に魅力的な場所ですが、秋の紅葉シーズンにはその価値は頂点に達します。なお、蓼科中央高原エリアに書くものの一部地域は奥蓼科に入っています。
- 横谷峡遊歩道
- 1 横谷観音。 社がぽつんとたっていますが、隣には横谷観音展望台もあり、谷の奥からは市街地も垣間見えます。また、紅葉の時期には山全体が暖色に包まれ更なる絶景となります。
- 以下滝
- 北蓼科
この地域は他の蓼科地域と比べると飲食店を始めとした店が多く、食事処には困りません。とはいえ蓼科の森の中です。たくさんの緑と美しい水流を存分に楽しむことが出来るでしょう。また、奥蓼科地域には劣るもののこの地区にも温泉があります。この地域は観光・食事・温泉を楽しめる贅沢な場所と言って差し支えありません。
蓼科湖周辺など、一部地域では高級レストランや高級ホテルなどが並んでいます。高くはあるものの最高のひとときを味わえるでしょう。
なお、この地域の温泉については「泊まる」の#温泉を参照してください。
- 8 蓼科湖、茅野市北山蓼科 。 木々に囲まれた美しい人造湖です。近年観光地化が進んでおり、周辺に施設が増えています。春には桜、秋には紅葉を楽しむことができ、緑以外にも季節によって様々な姿を見せます。
- 9 芸術の森彫刻公園、長野県茅野市北山蓼科4035 (100台ほど停まる無料駐車場あり) 。 1周30分強で周ることのできる公園で、彫刻作品が数多く置かれています。 営業時間:9:00〜18:00。 値段:無料、駐車場も無料。
- 山岳部
蓼科地域の東側は八ヶ岳連峰の一部となっており、佐久穂町まで山が連なっています。少しハードなウォーキング程度の感覚で行ける場所から、しっかりと準備をしてから登らなくてはならない場所まで様々です。どこに行くにも言えることですが、基本的に登山口までは車での移動ですので、車を運転できた方がいいでしょう。自転車でメルヘン街道を登る人も多いですが、坂とカーブが急であるためこちらも体力と自転車のスキルを必要とします。
北部
[編集]茅野市北部では白樺湖や車山が著名で、白樺湖にはアトラクションを始めとした複数の施設がある他、車山にはキャンプ場もあります。
キャンプについては#泊まるをご覧ください。
市街
[編集]中央自動車道西宮線が山梨県から諏訪市に抜ける途中にあたる茅野市街ですが、充実した施設の中で新鮮な食を楽しむことが出来る町になっています。飲食店がたくさんあり、その多くは地元の食材の料理を提供しています。また、博物館や資料館がいくつもあり、特に古代のヒトの営みについて学ぶことが出来ます。
する
[編集]登山
[編集]警告 | |
長野県が指定した指定登山道を登る場合、遭難時の救助活動などのために登山計画書を提出することが義務付けられています。詳細は長野県のホームページをご覧ください。また、指定登山道はこちらのPDFを参照してください。 | |
- 丸山、冷山など。女の神展望台より撮影
- 北八ヶ岳の白駒池付近の苔
- 北横岳の縞枯れ現象
"
特徴
八ヶ岳を中心としたこの地域の山の特徴として、以下のものが挙げられます: |
長野県の典型的な山に囲まれたこの茅野市で、まず頭に浮かぶことと言えば登山でしょう。特に八ヶ岳連峰は登山好きには非常にいいフィールドです。ここには様々な難易度の山があり、ウォーキングと同じ感覚で登ることができる山もあれば危険が常に伴う山もあります。登山をする際には、事前にそこがどんな山なのか、どのくらいで登れるのか、何を持って行った方がいいのか、などなど調べておきましょう。
この地域は、登山だけでなく少しハードなサイクリングやドライブにも適した土地です。特にサイクリングは、傾斜の急な坂道を登るだけの体力を必要としますが、その分道のそこかしこに用意されている小さな展望台(その多くは小さな駐車・駐輪場もついています)での景色は非常に美しいでしょう。車で登る場合もこれらの展望台を巡ることをおすすめしますが、道はしばしば非常に急で、加えて急カーブがいくつも連続しています。レースゲームのステージの様な感覚に似ているかもしれません(必ずスピードを落とし、安全運転を心がけてください)。
#移動するで紹介した通り、メルヘン街道には道の途中にいくつかの展望場があり、天気が良ければ非常に眺めのいい景色を目にすることができるでしょう。メルヘン街道以外の八ヶ岳山中の道にもところどころに展望場があります。
八ヶ岳山岳ガイド協会では、個人登山やハイキングからロッククライミングやアイスクライミングまで幅広い分野のガイドが提供されています。八ヶ岳登山に不安があったり、或いは解説とともに八ヶ岳を楽しみたいという場合には、利用してみてはいかがでしょうか。☏ (0)551-36-2251
また、車山登山は八ヶ岳と比べると難易度が少々低いかも知れません。景色は八ヶ岳と180度異なり、開けた登山道は白樺湖はもちろんのこと、山頂に近くなれば茅野市街や原村も目に入ります。とはいえ、車山も列記とした山ですので、軽い気持ちで登ると想像していたよりもハードかもしれません。車山の景色を楽しみたい場合には車山ロープウェイで山頂まで上がることができますので、こちらも検討してみてください。また、登っている途中で山頂まで歩けそうにないとわかれば、ちょうど中ごろあたりにロープウェイの中間駅があるのでそこからロープウェイに乗ることもできます。片道を歩いて片道ロープウェイ利用を考えている際には、傾斜が急な場所があるので上りを歩く方がよさそうです。
車山のロープウェイは、山の中腹までがスカイライナー、中腹から山頂まではスカイパノラマという路線で、2つのロープウェイを乗り継ぎます。スカイライナー、スカイパノラマともに片道¥800(小学生は¥600、幼児は¥300)です。しかし、スカイライナーとスカイパノラマを合わせた往復券を買うと¥2400(小学生は¥1600、幼児は¥800)と安くなります。2つを合わせて買っても片道で買った場合には安くならないので注意が必要です。
北八ヶ岳ロープウェイは、100人乗りの大きなロープウェイで、450 m (1,480 ft)以上の高低差を7分ほどで移動します。北横岳と縞枯山の間にかかっており、風景は四季のいずれも非常に綺麗です。夏には登山、冬にはスキーをするためによく利用されます。
- 13 北横岳 。 北八ヶ岳ロープウェイが走っている山です。登山初心者の人が楽しめる山の一つで、北八ヶ岳登山の王道とも言えます。.
- 14 茶臼山 。 こちらも北八ヶ岳ロープウェイから利用できますが、場所によっては麦草峠から利用した方が近いかも知れません。こちらも初心者の登山に向いていますが、こちらの方がより登山色が強いです。樹林帯を超えないのでずっと森の中で、木の生えていない森林限界は楽しめませんが各所にある展望台から絶景を楽しむことができます(霧がかかっていなければ)。.
- 15 縞枯山 。 この山の名前はまさに縞枯れ現象からつけられました。実際に縞枯山を登っていると縞枯山の縞枯れ現象に出会うことは少ないですが、周囲の山でみることができます。森が深く、登山道の多くは森ですが、時々隙間から見える景色は非常に美しいです。また、大きく包み込むような森には美しい苔が生えており、山森の景色を見慣れていない人は倒木に生えるキノコや根の洞の大きさに驚くことでしょう。.
スキー
[編集]山岳部では冬季に非常に冷え込む茅野市ですが、ならばこそスキーを楽しめる場所でもあります。ここにはいくつものスキー場があり、初心者にも優しい場所もいくつもあります。
体験
[編集]面白いことに、茅野市の魅力の裏側を体験してみることができます。体験型のイベントの多くは要予約なので、事前に計画しておきましょう。
- 1 そば打ち体験、茅野市北山5522-281 信州手打ちそば工房遊楽庵。電話番号:(0)266-67-2343。 そば打ち体験は要予約ですが、そば打ち見学は予約せずともできます。入口には日本酒の多種多様なブランドが集結しており、高くそびえるコレクションは壮観です。 営業時間:11:00~15:00。
- 2 ブルーベリー狩り、茅野市米沢7329−1 蓼科高原ブルーベリー農園。電話番号:(0)266-72-4998。 営業時間:7月中旬~8月下旬頃。 値段:中学生以上:¥1500、5歳以上:¥500、5歳未満:無料。
スポーツ
[編集]- ゴルフ
- 5 蓼科高原パターゴルフコース、茅野市北山4035。電話番号:(0)266-67-2100。
- テニス
- テニスコート、茅野市玉川500 茅野市運動公園内。電話番号:+81 266-72-8399、ファックス:(0)266-71-1646。 電話番号とファックスは茅野市スポーツ健康課のもの。 営業時間:5:00~22:00。 値段:¥900、茅野市民は¥600。
遊園地
[編集]- 7 池の平ファミリーランド (白樺リゾート)、立科町芦田八ケ野1596。電話番号:(0)266-68-2100、ファックス:(0)267-55-6369。 営業時間:9:30~17:00。時期によってより長い場合も。 値段:入園券:¥1,700(子ども:¥1,400)、フリーパス:¥4,500(子ども:¥3,400)。
その他
[編集]買う
[編集]茅野市では地元の新鮮な野菜や果物を購入することができます。季節によって桃や葡萄などの新鮮な果物や新そばを購入し、楽しむことができます。また、多くの場所では自宅に郵送することも可能で、帰宅後に旅を思い出しながら茅野を味わうこともできます。
お土産
[編集]旅の思い出に、お土産を買いませんか?
食べる
[編集]茅野では、伝統的に天然角寒天を作っています。江戸時代の天保年間(1830、40年代)に伝わったと言われるこの寒天づくりは、現在ではその寒い気候から寒天の凍結が容易なことや、雪や雨が少ないために寒天の融解・乾燥に苦労しないことから、天然角寒天生産量においては日本一(150トン)を誇っています。
茅野市には、日本食から洋食まで幅広いレストランがあります。別荘地もあることから、中には高めの料理もありますが、その味は保証されています。もしも地元の食べ物を食べたいのであれば、そばがおすすめです。長野県の特産品であるそばですが、茅野市内には二八蕎麦や十割蕎麦を扱ったたくさんの蕎麦屋があり、それぞれに違った良さがあります。一般的に、別荘地などが立ち並ぶ山側は値段が上がりがちで、市街地に近い地域はお手頃な店が多い傾向にあります。
信州蓼科ビーナスラインは別名「そば街道」と呼ばれ、こちら[リンク切れ]で沿線のそば屋がいくつも紹介されています。
お手頃
[編集]- 1 森のキッチン queue、茅野市北山蓼科4035-2257。電話番号:+81266672877。 自家製パンがおすすめの、雰囲気のよいお店です。カフェに近く、食事を提供しているのは昼の11:30からの時間です。
- 2 Cafe&bar 梅蔵、茅野市豊平 3508-1 (茅野北杜韮崎線沿い、少し降りたところ)。電話番号:(0)266-82-7050。 開放感のある店内と緑豊かな景色に囲まれたイタリアン(パスタメイン)です。 営業時間:11:00〜22:00;水曜定休。 値段:¥1000、¥2000台。
中級店
[編集]- 4 The Switchback TATESHiNA (薪窯料理と山歩き)、茅野市北山4035-1201 / 蓼科ビレッジ 笹丸平。電話番号:+812 6667 5550。 地元の新鮮食材を使った、自然と一体化した料理とレストランです。緑を浴びながら安曇野放牧豚や蓼科牛、信州黄金シャモなどを味わうことができます。 営業時間:ランチ:11:30~15:00、ディナー:17:00~22:00。木曜日と第二水曜日は休み。 値段:メニュー。
- 5 信濃路遊膳そばのさと、茅野市塚原2-15-16。電話番号:(0)266-73-0209、メール:yu.yashiro.soba@gmail.com。 そばの実を皮付きのまま冷水に2日漬けてからこねる、こだわりの「どうづきそば」は、乾式製粉をしないため香りが強く、うまみも凝縮されています。 営業時間:11:00~19:00、木曜定休。
- 7 東山食堂、茅野市湖東花蒔6595-475。電話番号:(0)266-77-2989。 焼肉店です。 営業時間:11:30-14:30、17:00-21:30。土日祝日は昼休みが開始・終了共に30分遅くなります。
高級店
[編集]- 8 オーベルジュ・エスポワール、茅野市北山5513-142。 蓼科の農産物・畜産物を利用した高級フレンチレストランです。冬にはジビエ料理が一推しです。日本ジビエ振興協会の中にあります。 営業時間:営業日。 値段:メニュー:ランチ、ディナー。
泊まる
[編集]奥蓼科温泉郷をはじめ、蓼科の温泉地はその多くが温泉宿での利用となっています。中には温泉宿での利用でも宿泊なしで温泉だけ浸かることができる場所もあります。また、より市街地に近い場所には市営温泉が複数あり、こちらも宿泊施設などはついていません。
温泉
[編集]- 奥蓼科温泉郷
- 市街地
市街地に近い場所には市営温泉がいくつもあります。茅野市民や茅野市内に別荘を持っている方は料金が安くなります。
- 8 尖石温泉 縄文の湯、茅野市豊平4734-7821 (茅野駅から車で約20分、諏訪ICから車で約30分)。電話番号:+81 266-71-6080、ファックス:(0)266-71-6110。 尖石縄文遺跡の近くにある市営温泉で、室内と露天の両方ともあります。冷え性や疲労回復、関節炎などに効きます。サウナもあります。. 営業時間:9:00~21:00(受付終了は20:30)、木曜定休。 値段:¥600(一般)、¥400(市民・市内に別荘を持っている人)、¥300(中学生)、無料(小学生)、¥300(市内在住の65歳以上の方)。
- 9 河原温泉 河原の湯、茅野市泉野1616番地2 (茅野駅から車で約15分、諏訪ICから車で約30分)。電話番号:+81 266-82-3382、ファックス:(0)266-82-3389。 以前隣にあった「食事処かわら」は閉業してしまいましたが、季節によって違った彩りを見せる高山植物庭園のある河原の湯は健在です。こちらも市営温泉で、市内の公共温泉の中では小規模な方でしょう。サウナもあります。 営業時間:9:00~21:00(受付終了は20:30)、木曜定休。 値段:¥600(一般)、¥400(市民・市内に別荘を持っている人)、¥300(中学生)、無料(小学生)、¥300(市内在住の65歳以上の方)。
- 10 米沢温泉 塩壺の湯、茅野市米沢6845番地 (茅野駅から車で約15分、諏訪ICから車で約20分)。電話番号:+81 266-71-1655、ファックス:(0)266-71-1656。 源泉かけ流しが売りの温泉で、市北部にあります。 営業時間:9:00~21:00(受付終了は20:30)、水曜定休。 値段:¥600(一般)、¥400(市民・市内に別荘を持っている人)、¥300(中学生)、無料(小学生)、¥300(市内在住の65歳以上の方)。
キャンプ
[編集]長野県や山梨県の他の多くの地域に同じく、茅野市もキャンプをして緑を楽しむのにいい場所です。森の空気を吸えるのはもちろん、蓼科湖や白樺湖の畔のキャンプ場は非常に気持ちがいいです。
- 11 蓼の花オートキャンプ場、茅野市北山蓼科湖畔8606-2 (アルピコ交通の蓼科高原ラウンドバスで茅野駅から22駅目)。電話番号:(0)266-67-2078、ファックス:(0)266-67-6297。 オンラインでの予約
- 12 白樺リゾート キャンピングビレッジ、北佐久郡立科町芦田八ケ野1596。 Wi-Fi完備の白樺リゾート内端っこに位置するオートキャンプ場です。キャンプ場から直接白樺湖をみることはできませんが、歩いてすぐに行くことができます。 営業時間:冬は営業せず、主に4月~10月。 チェックイン:13:00~16:30。 チェックアウト:11:00。 値段:平日6,000円、休日9,000円;プレミアムサイトのみ通常価格の6,000増。
安全を確保する
[編集]登山の備え
[編集]山中では携帯電話の通じない場所が多く、電気や水道も限られます。事前に飲み物や地図を用意しておくことはもちろん、雨具や雪山登山用の道具など場所と時期に合わせて必要なものを必ず持参するようにしてください。また、登山中のおやつとしてグミや小分けになっているお菓子などを用意することもあります。携帯電話が通じない場合、位置情報はあまり当てになりません。地図をよく見ながら進み、自分のいる位置がわからなくなったら近くの分かれ道などに戻って場所を確認してください。茅野市内の山のほとんどの道には目印(主にピンク色のリボン)が一定間隔ごとにつけられており、分かれ道には木の道標が立っていることが多いです。しかし、かつて使われていたものの危険になりルートが変更された道や、頻繁に使用される獣道などが分岐していると誤った方向へ進んでしまう可能性もあります。看板がなく、地図にも載っていない分かれ道に出くわしたときはできるだけ大きくて明るい分かれ道を選びましょう。歩いていて非常に道が細くなるなど、おかしいと感じたら引き返す勇気も必要です。反対側から他の登山者が歩いてくることはいい目印になります。必要に応じて他の登山者に情報を聞くといいでしょう。
迷ったという場合には前へ進まず戻りましょう。救助要請をする際には近くの山小屋へ助けを求めるか、110番通報をしましょう(ただし電話が通じない地域も多い)。ちの観光ナビは、無積雪期には16:00、積雪期には15:00までに山小屋へ着くか下山するよう呼び掛けています()。山の中は場所によっては日の入りが非常に早いこともあり、あっという間に暗くなることがあります。また、霧などが出やすく、天候も容易に変化しやすいため、傘(あるならばカッパが理想的)や上着などを持っていくようにしましょう。雨天時の登山にはセパレートタイプの雨傘が必要です。荷物が重くなることも疲労などの原因に繋がるため、できるだけ軽い傘・上着がベストです。上着はウィンドブレーカーやピステが風を防ぎかつ軽いためおすすめです。
健康を維持する
[編集]繋がる
[編集]茅野市の施設の多くが無料Wi-Fiを持っています。無料Wi-Fiの一覧は市の公式ホームページを参照してください。
茅野市の郵便番号は〒391-xxxxで、具体的な地区ごとの郵便番号は以下の通りです:
地区 | 郵便番号 |
---|---|
茅野市 | 〒391-0000 |
ちの | 〒391-0001 |
塚原 | 〒391-0002 |
本町 | 〒391-0003 |
城山 | 〒391-0004 |
仲町 | 〒391-0005 |
玉川 | 〒391-0011 |
金沢 | 〒391-0012 |
宮川 | 〒391-0013 |
湖東 | 〒391-0211 |
北山 | 〒391-0212 |
豊平 | 〒391-0213 |
泉野 | 〒391-0214 |
中大塩 | 〒391-0215 |
米沢 | 〒391-0216 |
北山 | 〒391-0301 |
出かける
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