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高山市
地図
高山市の地図
高山市旗

高山市(たかやまし)は、日本中部地方岐阜県北部にある市です。同名の他の地名と区別するために飛騨高山と称されることもあります。

知る[編集]

飛騨の里にある家々

高山市は、江戸情緒あふれる町並みが保存されていることで知られています。「飛騨の小京都」とも呼ばれ、その伝統的な町並みは、中部地方の都市の中では金沢市に匹敵するほど、訪れる人を魅了します。

街の多くは、15世紀から18世紀まで高山城を囲む城下町であった頃に成立しました。その後、江戸幕府が支配権を握り、城は取り壊されました。それから約200年、高山市は林業を発展させ、職人による工芸を誇りました。そして、木工芸をはじめとする工芸品は、明治時代を経て現代に受け継がれています。

湿潤な大陸性気候のため、夏は気温の変化が激しく、1日のうちに20 - 35℃になることがあります。冬は山が多いため雪が降り、気温は-10℃を下回ることもあります。

観光案内所[編集]

  • 1 飛騨高山観光案内所岐阜県高山市花里町5-51 高山駅から徒歩1分。電話番号:+81 577 32-5328。 地域の情報の宝庫となっています。 営業時間:11月 - 3月:08:30 - 17:00、4月 - 10月:08:30 - 18:30。 値段:無料です。

着く[編集]

高山市は、飛騨地方の交通の要衝です。

鉄道で[編集]

  • 1 高山駅岐阜県高山市昭和町1-22-2  。 この駅はJR高山本線の駅で、渓谷と飛騨川を眼下に望む絶景が広がっています。

特急「ワイドビューひだ」号で行く際は、北は富山駅から1時間半(¥3,360)、南は名古屋駅から2時間半(¥6,030)で行けます。富山駅から普通列車で行く際は猪谷駅での乗り換えを含めて2時間乗ります(¥1,690)。

東京駅からは、東海道新幹線で名古屋まで「のぞみ」号(4時間 - 4時間半)または「ひかり」号(4時間半強)、北陸新幹線で富山駅まで「かがやき」号または「はくたか」号(4時間)というルートがあります。どちらのルートも¥15,000前後です。検索エンジンでは、東海道新幹線ルートしかヒットしない場合があるので、富山駅を経由するようにしたり、出発時間や到着時間を変えて検索してみてください。

京都から名古屋までは東海道新幹線で2時間半 - 3時間(¥10,500前後)かかります。また、朝関西を出発し(大阪駅25番のりばから7:58発)、夕方高山を出発する(高山15:38発、大阪駅36番のりばに到着)「ワイドビューひだ」号1本が、在来線を使って戻ってきます。乗り換えがなく便利で、新幹線より安いのですが、スピードが遅く、車内では飲食物の販売はありません。京都からだと約4時間(¥7,650)、大阪からだと約4時間半(¥8,300)で到着します。

JR東日本パスを利用して、東京方面から特急「あずさ」号で松本まで行き、松本バスターミナルで濃飛バスに乗り、高速バスで高山へ行くこともできます。所要時間は松本駅やバスターミナルでの乗り継ぎにもよりますが、約5時間半です。JR東日本パスがあれば「あずさ」号が無料になり、松本 - 高山間のバス往復券が¥2,500(通常は¥5,500)と格安で手に入ります。ただし、この券は成田空港羽田空港、高山濃飛バスセンター内のJR東日本旅行サービスセンターでしか買えません。すでに東京にいる場合は、羽田空港(パスで無料)に行き、営業時間内にJR東日本の窓口で券を購入する必要があります。

バスで[編集]

中部国際空港から出ているバスは、濃飛バス¥4,000で運行しています。約3時間半の旅には、名古屋駅近くの名鉄バスセンターでの乗り換えが必要です。

濃飛バスは、東京(約5時間半で¥6,690です。京王バスと共同運行しており、途中の景色が素晴らしいです。)、名古屋市岐阜市京都市大阪市金沢市白川郷富山市松本市富士山から高速バスを運行しています。

奥飛騨温泉郷を発着としているバスは、JR高山駅に隣接する高山濃飛バスセンターから発車します。

山道を行くなら、松本市からバスが出ています(途中、上高地などの山村もあります)。

移動する[編集]

高山市街は小さいので徒歩でも十分ですが、レンタサイクル(1日¥600)を利用するのもよいでしょう。

観る[編集]

古き高山市街の街並み
  • 1 飛騨の里  飛騨民俗村岐阜県高山市上岡本町1-590  。 本物の建物を使って、伝統的な山村をまるごと再現した魅力的な野外博物館です。多くの建物で職人たちが仕事を続けており、彼らの工芸品を購入したり、様々なアクティビティに挑戦することができます。村内にある家々の建築方法は、この地域の豪雪に耐えるために、手を合わせたような屋根を持つ伝統的な茅葺き屋根の「合掌造り」です。また、屋外には高さ4mを超える巨大な招き猫があります。 値段:¥700で、JR高山駅発着のバスの往復券付き入場料は¥930
  • 2 飛騨高山まちの博物館岐阜県高山市上一之町75。電話番号:+81 577-32-1205、ファックス:+81 577-35-1970  。 かつて木材業を営んでいた矢嶋家と、高山随一の酒蔵を所有していた永田家が所有していた17世紀の蔵を利用した博物館です。14の展示室があり、高山祭や伝統家屋、高山の歴史、地元の芸術家など、それぞれのテーマに沿って展示されています。 営業時間:09:00 - 21:00。 値段:無料です。
  • 3 光ミュージアム岐阜県高山市中山町175 高山駅から徒歩37分。電話番号:+81 577-34-6511、ファックス:+81 577-34-6065、メール:  。 1999年、グアテマラのティカルにあるマヤ文明に関する遺跡にヒントを得て完成した、美しく広大な建物です。コレクションは良いですが、少ないです。日本美術の展示は充実しており、ヨーロッパ美術の小さなコレクション(ルノワール、ゴッホ、モネなど)、そして世界の古代文化の芸術品が散見されています。 営業時間:10:00 - 17:00(入館は16:00まで)。 値段:一般¥1,000、小中学生¥300
  • 4 からくりミュージアム岐阜県高山市桜町53-1。電話番号:+81 577-32-0881、ファックス:+81 577-34-7103。 高山祭の山車に取り付けられるからくり人形を展示しています。また、日本各地の獅子舞の面も200点以上展示しています。 営業時間:09:05 - 16:25。
  • 5 日下部民藝館岐阜県高山市大新町1-52。電話番号:+81 577-32-0072、ファックス:+81 577-36-0288、メール:。 この館は1879年に建てられた古い商家を復元したものです。館内には当時の工芸品や美術品が展示されています。 営業時間:10:00 - 16:00。 値段:大人¥1,000、高校生¥500、小・中学生¥300
  • 6 飛騨高山まつりの森岐阜県高山市千島町1111 市街地から南へバスで約15分。電話番号:+81 577-37-1000、ファックス:+81 577-37-1010、メール:。 文字通り「まつりの森」で、高山祭の山車や重要な品々が展示されています。高山祭屋台会館に似ていますが、規模が大きいです。大きな太鼓があり、パフォーマンスも行われます。 営業時間:09:00 - 17:00。 値段:大人¥1,000、小人(小学生以上)¥600
  • 7 高山祭屋台会館岐阜県高山市桜町178。電話番号:+81 577-32-5100、ファックス:+81 577-32-0339。 ここは祭りの山車が保管されているホールです。高山では毎年有名なお祭りが開催され、山車もかなり豪華です。展示されている山車は入れ替わります。 営業時間:3 - 11月:09:00 - 17:00、12 - 2月:09:00 - 16:30。 値段:大人¥1,000、高校生¥600、小・中学生¥500
    • 8 桜山日光館。メール:。 高山祭屋台会館の入場券に含まれています。日光東照宮の28の建物を10分の1に縮小し、職人の手によって細部まで精巧に作られたレプリカが展示されています。
  • 9 さんまち 高山駅から東へ徒歩10分  。 高山の旧市街の中でとてもかわいらしい地区です。酒蔵や小さなブティックが入った木造の建物が密集する3本の細い路地で構成され、大きな商家のいくつかは現在、博物館として開館しています。このエリアは一見の価値があるが、現在はかなり観光化されており、観光客向けの店が軒を連ねる路地を見て回る観光客を多く見かけられます。
  • 10 高山陣屋岐阜県高山市八軒町1-5 高山駅から徒歩10分。電話番号:+81 577-32-0643、ファックス:+81 577-32-0612、メール:  。 江戸時代の庁舎が見事に保存されており、1969年までは地方庁舎として使われていました。見学の始めのところにある多くの部屋は、基本的に空っぽの和室で、本来の用途が何であったかを示しています。米蔵のエリアには、江戸時代の地方行政の仕組みに関する興味深い展示や情報(ほとんどが日本語)があります。2棟の貯蔵庫は、現存するものとしては日本最大のもので、それだけでも一見の価値がある。 営業時間:3月 - 10月:08:45 - 17:00、11月から2月:08:45 - 16:30。 値段:個人(大学生以上)¥440

する[編集]

  • 山王祭  春の高山祭。 営業時間:4月14・15日。
  • 八幡祭  秋の高山祭。 営業時間:10月9・10日。

高山祭の起源は不明ですが、金森氏が飛騨高山を治めていた1586 - 1692年の間に始まったと伝えられています。春(山王祭)は日枝神社、秋(八幡祭)は櫻山八幡宮の例祭で、厚手の幕や漆器、からくり人形などで飾られた大きな山車が街を練り歩きます。春は12台、秋は11台も登場します。神輿を担いで練り歩くのは秋ならではの光景です。どちらの祭りの期間中も、普段は静かな町が多くの観光客で賑わうでしょう。

  • 1 東山遊歩道。 高山の寺社を巡り、田園地帯を抜け、高山城跡の城山公園を通る全長3.5kmのハイキングコースです。飛騨高山歴史美術館を発着点としています。
  • 2 宮川朝市  。 毎朝、地元の業者が宮川沿いに屋台を出し、工芸品や手作り品、農産物、花、軽食などを売っています。 営業時間:7時頃(冬季は8時頃)から午前半ば。
  • 3 宮川緑地公園岐阜県高山市桐生町1丁目。電話番号:+81 577-35-3180、ファックス:+81 577-35-3168。 宮川沿いにある長閑な公園です。園内には100本以上の桜が植えられており、春には花見の名所となります。 値段:無料です。

買う[編集]

さるぼぼ人形

高山にはいくつかの工芸品があります。さるぼぼ人形は顔のない人間の形をしており、大小さまざまな種類があります。春慶塗の美しい木箱や盆、食器は、木目が透けて見える透明な漆が美しいです。また、高山は版画の名産地としても知られ、毎年多くの著名作家が高山を訪れています。多くのショップがオリジナルのモダンな作品をリーズナブルな価格で販売しています。

  • 1 飛騨さしこ本店岐阜県高山市片原町60。電話番号:+81 577-34-5345、ファックス:+81 577-34-5955。 営業時間:09:00 - 17:00。

食べる[編集]

高山市では、味噌をベースに煮込んだスープと、細い麺が特長のラーメンが有名です。また、高山市ではほおば味噌もよく見かけます。これは、ペースト状の豆味噌や米味噌を朴葉の上で焼いたもので、ディップとして提供されるか、そのままご飯と一緒に食べることがあります。シンプルですが、味は絶品です。高山はステーキ(飛騨牛)でも有名です。市内の多くのレストランで食べることができます。

  • 1 あ蔵岐阜県高山市神明町4-7 飛騨高山レトロミュージアムの南にある。電話番号:+81 577 37-2666。 古い倉庫を改装して作られたレストラン「あ蔵」では、洋風のピザをはじめ、様々な和食やベジタリアン向けの料理を提供しています。「みんなのための何か」が必要なときに行くのに良い店でしょう。営業時間は少し変わっており、ディナーのみ営んでいます。クレジットカードが使えます。 営業時間:18:00 - 00:00。 値段:¥800-1,500
  • 2 ちとせ岐阜県高山市花里町6-19。電話番号:+81 577 32-1056。 焼きそばや中華そばで有名な店です。英語のメニューがあります。
  • 3 クレープとワイン はんちくてい岐阜県高山市八軒町1-95。電話番号:+81 577 37-7817。 市内で最高のデザート屋のひとつであるこの小さなクレープとワインの店には、素晴らしいスイーツがあり、オーナーはとてもフレンドリーです。周辺の多くの店が閉まっている夜遅くまで営業しています。
  • 4 鳩谷岐阜県高山市大新町3-110。電話番号:+81 577 32-0255。 飛騨牛専門の伝統的な日本料理店です。特にすき焼きが有名で、鍋で焼いた牛肉を生卵にくぐらせて食べます。値段は張りますが、それだけの価値はあります。団体プランがあります。
  • 5 丸明岐阜県高山市天満町6-8。電話番号:+81 577 35-5858。 飛騨牛をリーズナブルに味わえる伝統的な日本食のレストランです。英語メニューがあり、フレンドリーなスタッフがいます。焼き肉や鍋のコースがあります。
  • 6 坂口屋岐阜県高山市上三之町90。電話番号:+81 577 32-0244。 三之町の大通りにある伝統的な日本料理店です。主なメニューには地元のそばと味噌料理があります。ここのほうば味噌ステーキは絶品です。大きな牛肉が一切れ出てきます。コストパフォーマンスが高く、日本人観光客に人気があります。

飲む[編集]

高山市の夜はかなり静かです。夜間でも開いているバーの中には、以下のお店があります。

  • 1 ドヤ岐阜県高山市総和町1-23-1。 電話番号はありません。メニューもありません。実際の名前もありません。地元の人々はそれを「ドヤ」と呼んでいます。外に看板はなく、ただ青と白のカーテンがあり、その上に大きな円が2つ描かれています。クールで都会的なジャズと、とても地味でヒップな雰囲気が漂っています。店主はまずまずの英語を話します。メニューがないにもかかわらず、飲み物はさまざまで、軽食も提供されています。バーには12人しか入れませんが、満員でも後で戻ってくる価値があります。ここで提供されるインドネシア産のビンタンビールは、日本では珍しいです。 値段:¥-700
  • 2 岐阜県高山市名田町1-49-3。電話番号:+81 577-70-8451。 店主はとてもフレンドリーで歓迎してくれます。素晴らしいカクテルと、それ以上に素晴らしい会話が楽しめます。 営業時間:15:00 - 22:30。 SNSから取得されたURL
  • 3 Red Hill岐阜県高山市総和町2-4。電話番号:+81 577-33-8139。 輸入ビールを取り揃え、通常のカクテルやリキュールを提供しています。パスタ、サラダ、スナックなどの軽食もあります。女主人はかなり上手な英語を話します。地元の外国人に人気があります。 営業時間:19:00 - 00:00。 値段:¥600-800
  • 4 ラム ダンスホール岐阜県高山市朝日町29。 様々な種類の焼酎やラムがあります。オーナーは英語を話します。「ドヤ」の後に訪れるのに良い場所です。ドヤとラムダンスホールとの距離は非常に近いです。

泊まる[編集]

市内には、西洋風のホテルよりも和風の宿泊施設が多くあります。そのため、市内での宿泊は旅館や寺院での滞在を体験する絶好の機会です。日本では、宿泊料金は部屋単位ではなく、一人当たりで表示されることを覚えておいてください。以下の宿泊施設は、2人の大人が部屋に滞在するという前提で分類されています。

安宿[編集]

  • 4 ひだ高山天照寺ユースホステル岐阜県高山市天性寺町83。電話番号:+81 577-32-6345。 休館中です。市の東郊外にある寺院関連のユースホステルで、駅から徒歩20分の場所にあります。 チェックイン:15:00 - 21:00。 チェックアウト:06:00 - 10:00。 値段:¥8,000

中級宿[編集]

  • 5 善光寺岐阜県高山市天満町4-3 高山駅東口を出て右に進み、2つ目の信号まで歩き、そこで左に曲がり、3つ目の信号まで進む。電話番号:+81 577-32-8470  。 部屋は清潔で広々としています。食事は提供されていませんが、キッチンがあります。オーナーは非常に上手な英語を話します。 値段:¥25,000-
  • 6 ベストウェスタンホテル高山岐阜県高山市花里町6-6。電話番号:+81 577-506-0026。 無料のWi-Fi、ルームサービス、レストラン、スパを備えた洋風のホテルです。高山駅の近くに位置しています。
  • 7 高山グリーンホテル岐阜県高山市西之一色町2-180。電話番号:+81 577-33-5500。 和洋室と朝食ビュッフェがあります。大浴場、フィットネス、カラオケルーム、無料の駐車場とWi-Fiを提供しています。下町までは徒歩10分です。自転車のレンタルも可能です。

高級宿[編集]

  • 8 飛騨高山ホテル ひだホテルプラザ岐阜県高山市花岡町2-60。電話番号:+81 577-33-4600。 このモダンなホテルでは、和洋室と食事プランを提供しています。ほとんどの観光地から徒歩15分です。フリースペースでは無料のWi-Fi接続を利用でき、6つの種類に分かれる部屋、温泉施設、温水プールもあります。
  • 9 古都の夢岐阜県高山市花里町6-11。電話番号:+81 577-32-0427、ファックス:+81 577-33-1046。 高山駅の近くで、旧市街から徒歩圏内のロマンチックな旅館です。ホテルには室内外の温泉、専用のフルバスルーム、無料の浴衣レンタル、無料のWi-Fi、英語を話すスタッフがいます。食事プランも含まれています。
  • 10 山久岐阜県高山市天性寺町58。電話番号:+81 577-577-32-3756、ファックス:+81 577-35-2350。 東山遊歩道と寺院の近くにある旅館です。旅館は高山駅から徒歩約20分ですが、前日までにお願いすれば駅からの無料の送迎を利用できます。旅館には共同の温泉がありますが、専用のバスルームには入浴/シャワー設備は含まれていません。食事プランが含まれています。

繋がる[編集]

出かける[編集]

高山市を通る路線
富山      下呂岐阜
小矢部砺波JCT白川郷IC      美濃関JCT関IC 一宮JCT
大野IC白鳥IC  西    松本JCT
富山飛騨      下呂犬山名古屋
福井大野  西    松本
END      下呂中津川豊田
END  西    木曽伊那