地域
[編集]静岡県は35の市町村(23市12町)からなる。これらを4つの地域に分けて説明する。
| 西部エリア (浜松市(中央区、浜名区、天竜区)、湖西市、磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市、周智郡(森町)) 浜松市を中心とした日本有数の工業集積地であり、輸送用機器や楽器、光技術など「ものづくり」の世界的企業が拠点を置く地域である。浜名湖の豊かな水産資源や遠州灘の広大な海岸線、天竜川上流の森林地帯など、多様な自然環境を背景に独自の文化を形成している。開放的で進取の気性に富む「やらまいか精神」が根付いており、経済・産業の両面で県内を牽引する。 |
| 中部エリア (静岡市(駿河区、葵区、清水区)、焼津市、藤枝市、島田市、牧之原市、榛原郡(吉田町、川根本町)) 県庁所在地の静岡市を核とし、行政・商業の中心地としての機能と、徳川家康ゆかりの史跡が残る歴史的な情緒を併せ持つ地域である。駿河湾で獲れるサクラエビやシラス、広大な茶園で生産される静岡茶など、温暖な気候を活かした食文化が極めて豊かである。清水港を通じた国際物流や、大井川流域のSL運行など、観光と産業がバランスよく融合している。 |
| 富士エリア (富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市、駿東郡(清水町、長泉町、小山町)) 富士山の南麓に広がり、その豊富な湧水を利用した製紙業や化学工業などの基礎素材産業が古くから発展してきた地域である。富士宮市の富士山本宮浅間大社をはじめとする信仰の拠点や、御殿場市の広大な高原地帯など、富士山と深く結びついた景観と文化が最大の特徴である。首都圏との交通アクセスが良好であり、物流拠点としての重要性も高まっている。 |
| 伊豆エリア (沼津市、三島市、熱海市、伊東市、伊豆の国市、伊豆市、下田市、田方郡(函南町)、賀茂郡(東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町)) 日本屈指の温泉地である熱海や伊東、ユネスコ世界ジオパークに認定された美しい海岸線など、観光・レジャーに特化した色彩豊かな地域である。沼津や下田などの港町では新鮮な海の幸が豊富であり、内陸部では浄蓮の滝や天城越えに象徴される深い山々が連なる。歴史的には開国の舞台や文豪に愛された静養地としての側面を持ち、非日常を求める多くの観光客を惹きつける。 |
都市
[編集]知る
[編集]直線距離にて県域の東西が155km、南北に118kmと全国13番目に広大な県域を保ち、全国10位の約360万人の人口を有しています。旧令制国の伊豆国、駿河国、遠江国の凡そ3国に相当する県です。地域によって住民の意識、方言、文化面に大きな違いが見られます。北側は広大な南アルプス、南側には駿河湾、遠州灘に面しています。23市10区12町の自治体があり、村はありません。
約20万の事業所を抱え、全国4位の製造品出荷額を有するなど、全国有数の工業地域でもあり、ホンダの発祥地でスズキ、ヤマハ発動機の本社がある他、オートバイ、ピアノ、プラモデルの輸出量では日本一を誇ります。また、全国一の水揚げ額を有する焼津漁港や、静岡茶が有名であるなど、第一次産業も盛んで、東西の交通網や港湾を利用した6次産業化も進んでいます。
政令指定都市である静岡市と浜松市、そして施行時特例市である沼津市と富士市を有し、人口10万人以上の都市が10市あるなど、平野部を中心に人口が分散傾向にあり、首位都市(プライメイトシティ)は存在していません。
また、富士山、富士山本宮浅間大社、韮山反射炉、三保の松原などの世界遺産や、世界ジオパークの一つである伊豆半島ジオパーク、熱海温泉、三嶋大社、久能山東照宮、登呂遺跡、大井川鐵道など多くの観光地があり、年間約1.5億人の観光客が訪れます。
気候
[編集]全域が太平洋側気候ですが、標高差が大きいため地域による寒暖の差が激しいです。冬の平野部や沿岸部は黒潮の影響で本州の中でも非常に温暖であり、寒気の影響を受けにくいために放射冷却によって朝晩は氷点下まで下がることがあっても、日中は10°Cを超えることがほとんどです。特に伊豆地方の沿岸部では氷点下まで下がることはなく、雪が降ることもほとんどないなど、南九州並みに温暖な気候です。一方、旧井川村と旧水窪町などの赤石山脈に接する北部山間部は中央高地式気候の影響も受けており、冬は雪が多く豪雪地帯となっています。また、東部内陸部の御殿場市などでも南岸低気圧によりかなりの積雪をもたらし、東北地方並みのかなり厳しい冷え込みになることが多いです。その他、裾野市にあるスキー場「スノータウンイエティ」は20年連続で日本一早いオープンを飾っています。夏は、天竜地域など西部内陸ではかなりの酷暑となりますが、それ以外の地域ではそれほどの酷暑とはならず、東部や伊豆地方を中心に比較的冷涼です。
ケッペンの気候区分によると県域の大部分は温暖湿潤気候ではありますが、富士山は最暖月の平均気温が6℃しかなく、寒帯地域のツンドラ気候に相当しています。
夏から秋にかけては台風の影響を受けます。1951年(昭和26年)以降の台風上陸数は鹿児島県、高知県、和歌山県に次いで4番目に多くなっています。
地形
[編集]- 富士山
富士山は標高が2018年3月4日時点で日本一(3776m)の山です。
また、富士山は山梨県でも観ることができます。
- 駿河湾
駿河湾は日本で最も深い湾で、多くの海洋生物を抱えています。
- 赤石山脈
赤石山脈は日本の屋根と呼ばれる日本アルプスの一つに数えられています。
- 伊豆半島
伊豆半島は静岡県の東端部に位置し、南へ約50kmにわたって突き出した、駿河湾と相模灘を隔てている半島です。一説には、南海に突き出ているので、「出づ」から「伊豆」と呼ばれるようになったと言われています。
北部を除き山地が大部分を占め、平坦地は少ないです。したがって、市街地は狭く、海岸沿いの低地や谷に住宅が集まっています。東岸に相模灘、西岸には駿河湾があります。最南端は石廊崎であり、太平洋(フィリピン海)を望みます。
北部は、一級河川の狩野川の沖積平野である田方平野が広がっており、伊豆半島内でも田畑が多く、稲作は弥生時代の遺跡もあり古くから農業が行われています。
また、伊豆半島は山が険しく人の手の入らない箇所が多くあり、海岸線と天城山などの中北部の山稜が、富士箱根伊豆国立公園の一部として指定されています。
食べる
[編集]- 静岡県は緑茶でも有名です。
- 袋井市ではメロンの栽培が、湖西市では蜜柑の栽培が盛んです。
- 焼津市に日本有数の漁港である焼津港がある他、静岡市は由比港、沼津市の沼津港、下田市の下田港など漁業も盛んです。
