山口県(やまぐちけん)は中国地方の県。県庁所在地は山口市。最大の都市は下関市。隣接する県に島根県、広島県、福岡県がある。
都市
[編集]知る
[編集]歴史
[編集]山口県が歴史上の重要な出来事の舞台になるのは1185年の壇ノ浦の戦いが最初である。壇ノ浦の戦いはいわゆる源平合戦の最終決戦の地となり、敗れた平家はここで歴史の表舞台から姿を消した。室町時代には大内氏の統治のもとで「西の京」「西京」と呼ばれるほど文化的には繁栄したが、戦国時代に毛利元就の侵攻によって大内氏の統治は終了した。関ヶ原の戦い後毛利氏は減封を受け、山口県のみの領有となる。幕末の1864年には列強との間で下関戦争が発生したことから藩内の議論が開国派に転じ、以後吉田松陰、木戸孝允 (桂小五郎)、伊藤博文などの明治維新の中心人物を多数輩出することとなる。
地理
[編集]本州最西端の県。瀬戸内海と日本海の二つの海に面しているため、県内でも気候の差がある。また、県内中央部を中国山地が走っており、これも気候の差を作る一つの要因となる。
基礎データ
[編集]- 面積:6,112.34km2
- 人口:1,381,584人
着く
[編集]山口県内での移動については移動するを参照。
新幹線
[編集]新岩国駅~新下関駅を山陽新幹線が通っている。特にこだわりが無い場合は新山口駅か徳山駅が停車する列車が多いため、ここのいずれかを使うのがいいだろう。(新山口駅の方が若干多く止まる)
また、山陽新幹線は九州新幹線や東海道新幹線との直通運転も行われているため、東京以南の日本の主要都市から新幹線で直通で行くことが可能。
鉄道で
[編集]山陽本線や山陰本線を利用することでもアクセスが可能。山陽本線の起点は兵庫県神戸駅、終点は福岡県門司駅。山陰本線の起点は京都府京都駅、終点は山口県幡生駅。
飛行機で
[編集]県内に山口宇部空港と岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)が存在するが、山口宇部空港は東京便しか定期便がないため、遠方から山口県に来る場合は新幹線の利用や福岡空港の利用をお勧めする。
- 山口宇部空港 - 上述の通り定期便は東京のみ。
- 岩国飛行場 - 東京便と那覇便がある。
- 福岡空港 - 日本や世界各地とつながっている。地下鉄空港線で博多駅とつながっている。
車で
[編集]中国自動車道、山陽自動車道、山陰自動車道の三本が主に存在する。
移動する
[編集]鉄道で
[編集]県内の鉄道路線は錦川清流線を除けばすべてJRで、ほとんどがJR西日本。
車で
[編集]バスで
[編集]秋吉台・秋芳洞などの近隣に鉄道の駅が無い地に行く場合は、バスを使うのもよい。県内の路線バスについては山口県バス協会の案内に詳しい。そちらも参照。また、ウィキペディアの山口県の乗合バス事業者も参照。
観る
[編集]泊まる
[編集]各都市の宿泊施設を挙げるときりがないので、主要なものを紹介する。
食べる
[編集]山口県西部の下関市のふぐ料理が有名。また、山口県は夏みかんの原産地でもあり、特に萩のなつみかんが有名。
フク料理は、山口県で3000年以上前から食べられていたといわれるほど歴史が長く、雑炊・刺身・白子・てっさ・ひれ酒など様々な料理に用いられている。安土桃山時代にはフグを食べた多くの武士が毒にあたって命を落としたため、一度食用が禁じられたが、伊藤博文がフグを食べてそのおいしさに感嘆し、明治21年に解禁された。
他にも、「けんちょう」「いとこ煮」と呼ばれる郷土料理もある。「けんちょう」は薄切りの大根と豆腐をいためて、汁気がなくなるまで煮込んだものである。具には他に人参、椎茸、蓮根、牛蒡、鶏肉などを加えることもある。数日寝かせた方がおいしく食べることができる。特に冬は大根の旬であるため大量に作られ、連日食卓に並ぶ家庭料理となっている。「いとこ煮」は小豆、椎茸、蒲鉾、白玉などを煮た料理です。いろいろな具を追々入れて煮る、というところから語呂合わせで「甥」になり、転じていとこになったものが名前について「いとこ煮」になったともいわれます。
買う
[編集]困ったときは
[編集]山口県内には在下関大韓民国名誉総領事館がある。また、隣県の福岡県には多くの国が領事館や名誉領事館を置いているため、そちらに連絡するのも良い選択肢かもしれない。
以下の国は福岡市に領事館を置いている。
その他福岡市に存在する外国公館に関しては福岡市のページやウィキペディアの記事を参照。