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小諸市

小諸市(こもろし)は、長野県東部の市です。小諸城をはじめ、歴史溢れるまちです。

知る[編集]

地理[編集]

周囲は山に囲まれ、東西と南に谷が伸びています。そのため三方向に移動できる、この地域では比較的交通の便がよい場所と言えます。西へ行けば上田市、東へ行けば軽井沢町を通って群馬県、南は佐久市佐久穂町小海町へそれぞれ通じており、どの方向にも鉄道路線があります。

標高は600 m (2,000 ft)~2,000 m (6,600 ft)で、長野県の市では一般的な、標高が高くない場所に町が広がっています。町の中を千曲川が流れており、その支流が小諸市内を走っています。北側にはすぐ近くに浅間山があり、また南南西に蓼科山も見えます。関東の富士見百景に入る富士山スポットの1つでもあり、秩父多摩甲斐国立公園の山々も望めます。北側にある高峰高原はスキーで人気です。

歴史[編集]

気候[編集]

 気候 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 
最高気温 (°C) 2.4 3.6 8.0 14.7 20.0 22.9 26.6 27.8 23.2 17.1 11.7 5.6
最低気温 (°C) -7.4 -7.1 -3.6 1.8 7.5 12.6 17.0 17.6 13.4 6.7 0.6 -4.4
日照時間 (時間) 179.4 184.7 203.6 209.0 217.6 157.3 168.2 193.1 149.5 164.7 174.0 180.1

出典:気象庁

右は東御市のデータです。気象庁は小諸の気象データを観測していませんが、西隣の東御市と気候はほとんど変わりません。

#地理での紹介の通り市内の高低差は激しく、山の中では気温が大幅に低いかも知れません。また、市街地の低い部分(標高600 m (2,000 ft)ほど)はもう少し暑いでしょう。全体的に夏は涼しく冬は寒冷の傾向にありますが、真夏には標高が低い場所では暑いかもしれません。

ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に分類され、冬の寒さは厳しいです。しかし冬の降雪量はさほど多くなく、年を通しての降雨量も少なめです。そのため冬の長野県ではつきものの「通行止め」の文字に出くわすことも比較的少ないですが、次の道路は冬季に通行止めになります:小諸市道6321号線、東御市道湯の丸池の平線(湯の丸高峰併用林道)、嬬恋村道高峰線。

着く[編集]

鉄道で[編集]

JR小海線しなの鉄道が走っており、小諸駅で乗り換えられます。北陸新幹線がすぐ南の佐久平駅に停車するため、10分ちょっとで小諸駅まで来ることができます。

  • 1 小諸駅長野県小諸市相生町1-1-1  。 小海線、しなの鉄道。
  • 2 東小諸駅長野県小諸市甲1550  。 小海線。
  • 3 乙女駅長野県小諸市甲1284  。 小海線。
  • 4 三岡駅長野県小諸市大字森山  。 小海線。
  • 5 美里駅長野県小諸市大字市字土橋  。 小海線。
  • 6 平原駅長野県小諸市大字平原603  。 しなの鉄道。

バスで[編集]

JRバス関東や西武観光バス・千曲バスなどが新宿駅のバスタ新宿から高速バスを運行しています。また、関西地方からも京都駅大阪駅から千曲川ライナーや青春ドリーム信州号の高速バスが運行されています。

車で[編集]

高速道路はE18上信越自動車道E52中部横断自動車道が走っています。一般道では国道18号線国道18号線の小諸バイパスが通っています。

移動する[編集]

小諸市内の移動には基本的に車やバイクなどがおすすめです。市内には循環バスが走っており、山の深くでなければバスでも移動できるでしょう。

バスで[編集]

市内循環線は2025年夏までの試験運用ですが、無料で乗車することができるため便利です(ただし平日運転)。JRバス関東は「佐久平駅・小諸駅~きのこの森~高峰高原」の路線を運行していますが、本数は少ないです(時刻表)。

自転車で[編集]

小諸駅にある観光案内所で自転車(非電動、電動アシスト付き)をレンタルすることができます。

困ったときは[編集]

  • 1 観光案内所 小諸駅。電話番号:+81 267-22-0568、ファックス:+267-25-3380、メール:。 自転車(非電動、電動アシスト付き)のレンタルがあります。 営業時間:9:00~17:00(冬季には~16:30)。 値段:非電動自転車:¥300、電動アシスト自転車:¥500(1時間当たり)。

観る[編集]

懐古園内散策藤村記念館小諸義塾記念館徴古館小山敬三美術館小諸市動物園の全てを利用できる共通券があります。

  • 1 小諸城  。 室町時代に信濃の武将・大井光忠によって築城されたと言われています。戦国時代には武田信玄の影響下に入り、その後安土桃山時代から江戸時代にかけて改修を繰り返して現在の姿になりました。江戸時代、小諸市はこの城の城下町として栄えました。 値段:500 ¥
  • 2 旧小諸本陣  。 国の重要文化財に指定されている、小諸宿の本陣跡です。
  • 1 釈尊寺  布引観音 駐車場から寺までの参道が長く、歩いて20分ほどの山道です。  。 「牛に引かれて善光寺参り」発祥の地と言われる、布引伝説の舞台となった天台宗の寺です。信濃三十三観音霊場の29番札所で、重要文化財の観音堂宮殿があります。参道には善光寺穴や牛の姿が見える牛岩があり、浅間山と小諸市街地が見える立地も魅力の一つです。秋や春に訪れれば、景色は紅葉や桜に染まっています。
  • 3 小諸義塾記念館小諸市古城2丁目1-8。電話番号:0267-22-1130(藤村記念館) 電話番号のフォーマットが無効です  。 明治時代に開かれた小諸義塾の跡にある記念館です。 営業時間:9:00~17:00。 値段:¥500(大人)、¥200(中学生以下);共通券利用可。
  • 4 小山敬三美術館小諸市丁221。電話番号:(0)267-22-3428、ファックス:(0)267-22-3428  。 洋画家・小山敬三は小諸市出身で、彼は懐古園内の高台にこの個人美術館を開きました。 営業時間:9:00~17:00;冬季は水曜定休。 値段:¥200(大人)、¥100(小中学生);共通券利用可。
  • 5 藤村記念館小諸市丁315 小諸駅より徒歩5分。電話番号:(0)267-22-1130  。 詩人であり小説家でもある島崎藤村を記念した文学館です。彼の小諸にいた時代の作品(『千曲川旅情のうた』、『千曲川のスケッチ』、『破戒』など)や資料が展示されています。パンフレット 営業時間:8:30~17:00(冬季には~16:30)。 値段:共通券利用可。
  • 1 高峰高原  。 市の北端にある高原で、スキー場があるほか、温泉もあります。

する[編集]

  • 1 高峰マウンテンパーク  アサマ2000パーク群馬県吾妻郡嬬恋村高峰高原 

食べる[編集]

飲む[編集]

  • 1 小諸ワイナリー  マンズワイン。 2023年に50周年を迎えたこのワイナリーは、千曲川ワインバレーの先駆けと言われており、ここのワインは様々な賞を受賞しています。ワイナリー以外にもけやき並木や日本庭園の万酔園などもあります。

泊まる[編集]

温泉[編集]

  • 2 高峰温泉小諸市菱平 高峰高原  。 日帰りも可能です。日帰り温泉の情報はこちら
  • 3 菱野温泉長野県小諸市菱平762−2 
  • 4 中棚温泉長野県小諸市乙1210 

出かける[編集]