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下ノルマンディー地方

下ノルマンディー地方フランス語 : Basse-Normandie | 旧バス=ノルマンディー地域圏)は、フランス北部にあるノルマンディー地方の西側にある地域です。

この地域には3つの県が入っており、西がマンシュ県・北東がカルヴァドス県・南東がオルヌ県となっています。マンシュ県の北にはコタンタン半島(Cherbourg Peninsula)があります。

1944年6月に第二次世界大戦における連合国軍が上陸したD-Dayビーチはカルヴァドスの海沿いに位置しており、他の地域でも戦闘が行われました。

地図
下ノルマンディー地方の地図

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  カルヴァドス県 (カーンリジューバイユーイフ)
この県では、多くの著名なチーズが生産されています。そのうちの多くはコミューンの名を冠しており、それは例えばポン・レヴェックやリヴァロなどです。他にカマンベールチーズなどでも非常に有名です。この地方でよく使われる食材であるりんごを元にした蒸留酒、カルヴァドスやシードルなど、特に食通に溜まらない県と言えましょう。
  マンシュ県 (シェルブール=オクトヴィルサン=ロートゥールラヴィルグランヴィルカランタン=レ=マレ)
この県で最も有名なものとしては、やはりモン・サン・ミシェルが挙げられるでしょう。アーグ岬の絶景を含め、この県の魅力は海及び海辺にあるようです。
  オルヌ県 (アランソンアルジャンタンレーグルセーモルターニュ=オー=ペルシュ)
アンデーヌの森やサルト川沿いの田園地帯などなど、自然と田舎風景の美しい場所です。

都市[編集]

知る[編集]

話す[編集]

公用語はもちろんフランス語で、現地の人々は皆フランス語を十分に理解できます。中には非標準的な方言に当たるものを使用する人もいますが、外国人相手に方言を使ってしゃべる人はめったにいません。

Tantôt(もうすぐ)は「今朝」「午後」「明朝」「明昼」「昨朝」「昨昼」などなど、場合によって意味が異なってくるためよく聞かなければなりません。ノルマンディーは高級観光地に当たるため、若い人はほとんどが英語を話し、貴方と意思疎通は容易でしょう。スペイン語イタリア語ドイツ語も学校で広く学ばれています。

ノルマンディー語という言語も存在しますが、この地方でもあまりしゃべられてはおらず廃れてきており、フランス語を話せない人はいないでしょう。その他、ブルターニュ語ピカルディ語などの近隣の地域の言語を話す人もいますが、いずれもフランス語を話せる可能性が高く、これ等の言語で話しかけるよりはフランス語で話しかける方が何倍もリスクは少ないです。或いは、英語を用いましょう。

着く[編集]

飛行機で[編集]

  • 1 レンヌ=サン・ジャック空港  RNSIATA。 アムステルダム・スキポール空港、バルセロナ=エル・プラット空港、コークダブリンエクセターロンドンマドリードマンチェスターサウサンプトンサウスエンドなど。フランス国内からの国内便も多く、下ノルマンディー地方に近いです。

船で[編集]

ウイストルアム(Ouistréham)にはフェリー乗り場があり、ブルターニュ・フェリーズによるポーツマス行きのフェリーが発着しています。他にル・アーヴルディエップへニューヘイブンやポーツマスを経由して良くフェリーも地元の人々に人気があり、場合によっては割安になります。シェルブール=アン=コタンタン、カレー、サン=マロは車で行ける距離にあります。

鉄道で[編集]

フランスでは鉄道は国内の地域を移動するのに最もよく使われる移動方法です。安く、速く、信頼も置けます。26歳以下・25歳以上・団体旅行者向けの割引がありますので確認するといいかもしれません。チケットは通常、海外やインターネット、駅などで前売りされており、或いはこれらの場所で当日購入することもできます。

カーンを中心として、リジューやバイユー、ドーヴィル、ディーヴ=シュル=メールなどを通っています。その他駅がある場所としては、リゾン、ル・モレ=リトリー、オドリュー、ブレトヴィル・ノレ、フレヌヴィル・カニー、メジドン、ムー・アルジャンス、サン=ピエール=シュル=ディーヴ、モルトー=クリブフ、ル・グラン・ジャルダン、ポン=レヴェック、ボンヌビル・ブネルヴィル、ヴィレ=シュル=メール、ウルガット、ポール・ギヨームが挙げられます。

鉄道はサン=ロー(シェルブール、レンヌ)、パリアランソンルーアンへ向かいます。

車で[編集]

フランスの道の状態は良好です。

主要道路としてはパリからカーンへと向かうA13(225km / 139マイル)があげられます。その後はシェルブールまで伸びています。一部有料ではありますが、かなり安く便利です。A84はカーンからレンヌまで通っています。パリからはRN13も利用でき、これは完全に無料です。

セーヌ川を渡るためには、ル・アーブルとオンフルールの間にあるノルマンディー橋(Pont de Normandie)を通りましょう。車で通行する場合は5ユーロです。1995年開通のこの橋は当時世界最長の斜張橋であり、橋脚間の距離も最長でした。それぞれの記録は1999年と2004年に抜かされています。

さらに南にはタンカルヴィルにタンカルヴィル橋(Pont de Tancarville | Wikipedia)という無料の吊り橋があり、さらに南ではセーヌ川の川幅が狭まるため端の数が増えます。

移動する[編集]

ノルマンディー地方にある観光スポットは、それぞれの距離がかなり離れているため、移動には車が最適です。自分のペースで旅行していると、道路地図が非常に便利です。レンタカーは一般的であり非常に便利ですが、鉄道、相乗り、バスなどの交通手段も忘れてはなりません。

vivanodafromAtoBなどの比較サイトはノルマンディーの観光地間を移動する際に重要かもしれません。

観る[編集]

飲む[編集]

カルヴァドスでは、「カルヴァドス」と呼ばれる有名な、そしてとても強いりんごのブランデーが生産されています。フランス国内に広く出回っており、輸出もされていますが、ここではさらに安く美味しいと思われます。リジューに近いシャトー・ド・ブルイユなどのいくつかの蒸留所ではガイドツアーが行われています。

出かける[編集]