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ブルターニュ地域圏

ブルターニュ地方[リンク切れ](正式名称 : ブルターニュ地域圏 | フランス語 : Bretagneブルトン語Breizh)は、フランス北西部に位置する地方(地域圏)で、コーンウォールやウェールズのようにケルトの伝統を受け継いでいる歴史の深い場所です。他のフランスの地域とは文化的にも大きく異なり、観光地として著名です。もともとはブルターニュ公国という国でした。

本稿では、行政的な区分である地域圏としてのブルターニュの他に、歴史的なブルターニュ(Bretagne historique)とも通称されるブルターニュ半島一帯の地域についても言及する。

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ブルターニュ地方の県
  イル=エ=ヴィレーヌ県
2つの大河川から名付けられたこの県は、内陸部の高台に位置しています。
  フィニステール県
フランスの最も西にある県で、ラテン語の「地の果て」から名付けられています。
  モルビアン県
ブルトン語で小さな海を意味する言葉から名付けられ、その美しい海には多くの生物が生息しています。ヨットや小舟で内海を移動することができます。
  コート=ダルモール県
旧コート=デュ=ノール県であるこの地は、豊かな自然に恵まれた海岸となっており、ビーチや漁港などが多くあります。

都市[編集]

地図
ブルターニュ地方の地図
  • 1 レンヌ Wikipedia上のレンヌ – ケルトの歴史と文化に触れることができるブルターニュ地方の首府。
  • 2 ディナン Wikipedia上のディナン (フランス) – 絵にかいたような建築や城壁、石垣などがある、観光地として著名な都市。
  • 3 ディナール Wikipedia上のディナール (フランス) – 国際的な映画祭や別荘地、豪壮なホテルにカジノなど、海辺のリゾート地としてフランス国内でも特に著名です。
  • 4 ランバル Wikipedia上のランバル
  • 5 モンフォール=シュル=ム – 巡礼地として人気があります。
  • 6 サン・マロ Wikipedia上のサン・マロ – かつて海賊の要塞であったこの地は、今では観光客に人気のスポットとなっています。
  • 7 サン=ブリユー Wikipedia上のサン=ブリユー
  • 8 ヴィトレ Wikipedia上のヴィトレ (イル=エ=ヴィレーヌ県) – 芸術・歴史分野で重要な都市で、フランス歴史と芸術の街(フランス語 : ville d'art et d'histoire)に指定されています。
  • 9 ナント Wikipedia上のナント – どの地域でもないのですが、文化的にブルターニュ地方に近いと言われています。
  • 10 ブレスト Wikipedia上のブレスト (フランス) – ブリュターニュ地方第二の都市で、潮の満ち引きが最大の都市。
  • 11 コンカルノー Wikipedia上のコンカルノー – Vaubanによる古い町並み。
  • 12 カルナック Wikipedia上のカルナック (フランス) – 先史時代の人々によるメンヒル
  • 13 ドゥアルヌネ Wikipedia上のドゥアルヌネ – 昔からのイワシ漁と缶詰の街。
  • 14 ロリアン Wikipedia上のロリアン – ケルト音楽の「Festival Interceltique」が有名で、ケルト諸国の観光客が非常に多く訪れます。
  • 15 ポンティヴィ Wikipedia上のポンティヴィ – ナポレオンの遺産やヨーロッパの城郭が観光地として非常に有名です。
  • 16 キブロン Wikipedia上のキブロン
  • 17 カンペール Wikipedia上のカンペール – フィニステール県の県庁所在地であり陶器で有名です。
  • 18 ロスコフ Wikipedia上のロスコフ – ブルトン人の文化を感じる街。
  • 19 ヴァンヌ Wikipedia上のヴァンヌ – モルビアンのゴルフ場の都市。

話す[編集]

ブルターニュ地方はフランスの地方であるため、当然ながらほとんどの人はフランス語を話すことができます。また、ブルターニュ下流域では、ブルトン語Wikipedia | ブルトン語Brezhonegフランス語 : Breton | 別名 : ブルターニュ語)を話す人々も見られます。ブルトン語はケルト諸言語の1つで、ウェールズ語Wikipedia)やコーンウォール語英語Cornish | 別名 : ケルノウ語 | Wikipedia)に近い言語です。フランス語と比較すると全くの別もので、道路の標識などはしばしばブルトン語とフランス語の両方で書かれています。フランスでは文化・歴史を保護する観点から地域言語が復活しており、ブルトン語学校等も準備されました。これらの活動はブルトン語国際保護委員会によってサポートされています。

東部ブルターニュでは、ガロ語Wikipedia | Galo)も話されていることがあります。

さらに、英語が話せる人もかなり多く、観光業者は必ずと言うレベルで英語を話せるでしょう。

着く[編集]

ボートで[編集]

飛行機で[編集]

ブルターニュ地方には多くの空港があります :

  • 1 ブレスト・ブルターニュ空港 (BESIATA)、 ブレスト。 「エールフランス航空。 ブレスト・ブルターニュ空港 (Q1191525) on Wikidata
  • 2 ディナール・プルールテュイ・サン・マロ空港 (DNRIATA)、 サン=リュネール。 「ライアンエアー。 ディナール(サン・マロ) (Q1431220) on Wikidata
  • 3 ランニオン=コート・ド・グラニ空港 (LAIIATA)、 ブルターニュ地域圏コート=ダルモール県ランニオン。 「エールリネール。 ランニオン空港 (Q1431852) on Wikidata

鉄道で[編集]

TGVがパリのモンパルナス地区から20 レンヌ21 ブレスト22 カンペール23 ランニオン24 サン・マロを直通しています(SNCFのサイトを参照)。また、レンヌからナントサン・マロカンペールからブレストを結ぶ電車もあります。

バスで[編集]

ブルターニュ地方の主要な全鉄道駅からバスが運行されています。

移動する[編集]

鉄道で[編集]

半島の中心部に行く時を除けば、ブルターニュ地方で移動する際には鉄道が最も便利でしょう。この地方ではTGVとTERに特に差はありません。運行速度も同じで、TERの方が安いので通常はこちらの方がお得でしょう。

観る[編集]

  • 1 コット・ドゥ・グラニ・ローズ (Côte de Granit Rose)。 「美しいこの海岸は、ピンク色の花崗岩から出来ており、その景色は言葉で言い表せるものではありません。 コット・ドゥ・グラニ・ローズ (Q1150945) on Wikidata

食べる[編集]

飲む[編集]

泊まる[編集]

買う[編集]

安全を確保する[編集]

海で泳ぐ際には、波や底流に注意してください。また、潮の流れが非常に速いため、ビーチからあまり離れすぎないよう、定期的に周りを確認してください。潮汐は地元観光局で事前に確認する可きです。

出かける[編集]

  • チャンネル諸島 - ガーンジー島ジャージー島など。
  • モン・サン=ミシェル - 満潮時には修道院と島の間の連絡通路が海面より下になりますが、干潮時には連絡通路が海面より上にあり、歩けるようになります。フランスの主要観光地で、時によっては非常に混雑します。また、あらかじめ潮を確認しておきましょう。