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提供:ウィキボヤージュ
プッリャ州

プッリャ州(英語)Italian: Puglia、英語表記: Apulia)は南イタリアの地方です。人口400万人、イタリアの最東端に位置するレッチェ県のオトラント Otranto (イタリア語) の岬と隣国アルバニアは、アドリア海を挟んでおよそ72 kmしか離れていません。

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地図
プッリャ州の地図

プッリャ州は次の6つの県で構成されます。


 バーリ県 (BA)
アルベロベッロは活気に満ちたナイトライフで名高く、州都は特徴的な古い港を構えていまふ。絵のように美しい旧市街は、トルッリ trulli (イタリア語)という石造りの素朴な建物がいくつも立っています。円形の土台に石のドライウォールを積み、屋根は四角く割った板石を階段上に並べた屋根は、一種の丸屋根を構成しています。州内でも限られた地域に典型的な古い様式です。
 バルレッタ=アンドリア=トラーニ (英語版)  (BT)
壮麗なw:ja:カステル・デル・モンテ城砦 Castel del Monte は、教会や古城が立ち並ぶアドリア海沿岸部を見守ります。
 ブリンディジ (英語版)  (BR)
ブリンディジ県内陸部の「白い町」オストゥーニにはブリンディジの港があり、興味深い建築物が多い。フェリー航路は隣国のアルバニアとギリシャへ向かいます。
 フォッジャ (英語版)  (FG)
アペニン山脈にいだかれたガルガノ国立公園w:en:Gargano National Parkや点在する中世の小村、宗教的な聖地や謂れのある場所に巡礼路。基礎自治体のw:ja:イーゾレ・トレーミティ Isole Tremiti(イタリア語)はアドリア海に浮かぶ同名のトレーミティ諸島(Isole Tremiti)にあります。
 レッチェ (英語版)  (LE)
強く印象に残るバロック様式の建築群と、好対照をなす小さな町々には祭りや伝統の豊かな民俗文化があふれます。オリーブの木陰から見下ろす浜辺には、息を飲む洞窟があり景観と探検を味わえるでしょう。
 ターラント (英語版)  (TA)
歴史と博物館、美術館に彩られたターラントには、考古遺跡も多く、ギリシャ文明の遺構のほかに、資料の乏しいメッサピア人w:en:Messapiansの墓碑もあります(記録では紀元前6世紀から紀元前1世紀。)ビーチとすばらしい海の景色も自慢です。

都市

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レッチェの夜景。ドゥオーモ広場
  • 1 バーリ    —(州都)アドリア海側で最大の都市。旧市街、ロマネスク様式の教会や麗しいビルが並ぶ
  • 2 Altamura    — in the Alta Murgia National Park, famous for its Romanesque cathedral, prehistoric sites and its typical bread
  • 3 Brindisi    — elegant seafront on the Adriatic Sea, Roman age remains and two castles situated in front of the sea
  • 4 Foggia    — main centre of the plain of Tavoliere delle Puglie (Table of the Apulias), ancient Swabian imperial town
  • 5 Lecce    — called the "Florence of the South" for its magnificent baroque churches and buildings, it also has Roman theater and amphitheater
  • 6 Martina Franca    — main centre of Itria Valley with an old town characterised by typical white houses
  • 7 Monopoli    — beautiful medieval port town on the Adriatic coast
  • 8 Ostuni    — magic locality known as the "white town" for the color of its historical centre's houses
  • 9 Taranto    — ancient Greek city with a relevant National Archaeological Museum (MArTA) and many sights of different ages

その他の目的地

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カステル・デル・モンテの城砦
  • 1 英語版 誤った名前 — (literally "beautiful tree"), magic village known in the world for its famous "trulli" (UNESCO 世界遺産)
  • 2 en:Andria — with the medieval fortress of Castel del Monte, built by Emperor Frederick II (UNESCO 世界遺産)
  • 3 英語版    誤った名前 — (meaning "beautiful city"), a fascinating old town situated on an island and sandy beach resorts
  • 4 en:Monte Sant'Angelo — characteristic village situated on the Gargano promontory, with the Longobard Sanctuary of San Michele (UNESCO 世界遺産)
  • 5 en:Otranto    — the easternmost town of Italy and one of its most beautiful villages
  • 6 en:Specchia — one of Italy's most beautiful villages, in the heart of Salento
  • 7 en:Tremiti Islands — stunning archipelago in the Adriatic Sea

知る

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プッリャ州は「イタリアのかかと」とも呼ばれ、地図で見る国の形がブーツに似ていて、そのちょうどヒールの部分に位置することを示している。

話す

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コリリアーノ・ドトラントの城砦(Choriàna)。この街では今もギリシャの地方語グリコ語(英語)が通じる。(レッチェ県)

プッリャ州を心ゆくまで味わうには、イタリア語がマストでしょう。英語は通じないことはないですが、わりに曖昧に使われています。

プッリャ州の中央から北の人々はナポリ方言系の地方語で日常会話を交わしています。例えばサレントではシチリア語の地方語サレンティーノ弁(Salentìnu)を話します。いずれも公用語ではないため、道路標識には地方語と標準イタリア語を併記していないものの、レストランや食堂の名前が地方語で書いてある場合もあります。お年寄りとの会話では地方語の魅力に触れることができ、それぞれの地域固有のお国柄に目覚めるかもしれません。

イタリア憲法の定めるところでは、プッリャ州の少数言語のうち3つを公認しています。グリコ語(ギリシャ語系)はレッチェ県南部の9都市に話者が1万人。Arbëresh(アルバニア語系)はばらばらの3都市に話者が暮らしまさ。w:ja:アルピタン語の話者はフォッジャからイルピニアにかけて2つの山村にいるが1000人を切ります(※=ファエトw:ja:チェッレ・ディ・サン・ヴィート)。いずれの地方語も中世の定住離散の結果、現在まで伝承され、それぞれのコムーネでは地元の行事または旅行者向けパンフレットの話題として取り上げるにとどまります。

着く

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飛行機で

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バーリ国際空港はイギリス、ベルギー、ドイツを含む国際線が発着し、国内線はミラノ、ローマへ飛びます。

ブリンディジ空港はスイス線、イギリス線に加えて国内線が発着します。

イギリス発着にはRyanairロンドン・スタンステド空港あるいはマンチェスターManchesterからバーリブリンディジ (英語版) へ飛びます。

英国航空の夏季ダイヤにはバーリ線があります。

鉄道で

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ローマ発着の鉄道は所要時間およそ6時間、常に満席が続きます。事前に乗車券を有効にして席を予約するのをお忘れなく。

車で

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域内は2系統の「アウトストラーデ」autostrade つまり有料道路が走ります。

自動車道の詳細な情報は、国道の情報サイトAutostrade per l'Italiaを参照してください。

バスで

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Autolinee Marino is a bus company who offers efficient and affordable links from the mayor cities of Apulia to different destinations in Italy and Europe, such as en:Frankfurt, en:Grenoble, en:Lyon, en:Munich, en:Stuttgart, en:Zurich and others.

Marozzi is a daily bus service speedily linking Apulia with en:Irpinia, en:Campania and en:Rome.

Miccolis lines provide connections from many towns of the region to nearby en:Basilicata. This company also performs useful urban and intercity services.

船で

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ギリシャ発着のフェリーは各社が運行しており、毎日数便が各港(en:Cephaloniaen:Corfuen:IgoumenitsaPatrasen:Zante)とバーリブリンディジ (英語版) を結びます。

移動する

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鉄道で

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Ferrovie del sud est offers train and bus service in the region.

車で

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州道 Strade statali(トランク道路)を走ると、内陸部の目的地や、この州と接する地方への移動に便利である。

  • — アッピア街道 Via Appia :ターラントブリンディジ
  • — サレント線 Salentina :ターラントレッチェ
  • — アドリアティカ線 Adriatica :ガルガノ地区オートラント地区
  • — プッリェ道路 Strada delle Puglie(「プッリャの幹線道路」):フォッジャイルピニア (英語)ナポリ
  • SS バーリ-レッチェ (英語版)  — 州都圏からサレント方面を結ぶ便利な自動車道。未開通部分あり。
  • — サレント線ガッリーポリ方面 Salentina di Gallipoli:レッチェガッリーポリ (英語版) 
  • — イオニカ Jonica:レッジョ・ディ・カラブリア(英語)トーラント、イオニア海沿いの景観道路。(※=「イオニカ」はタラントの山羊の品種名。)
  • — トゥルッリ道 dei Trulli カサマッシマ(英語)トーラント、イトリア渓谷からアルベロベッロ (英語版) とロコロトンド(英語)を抜ける
  • — サレント線メリディオナーレ方面 Salentina Meridionale:ガッリポーリプッリャ州最南端

観る

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w:ja:ファエート Faeto はアペニン山脈の山懐にいだかれた小村です。特産品はハムで、地方語はスイスとフランスにかけて広がるw:ja:アルピタン語です。

見所たっぷりのプッリャ州でも、アルベロベッロ (英語版) のなら古い建築トゥルリなど、バーリ県の古都トラーニ、ビーチならモノーポリを訪れたい。

Forests and mountains cover Gargano ("the spir of Italy") and Daunian Apennines, on the border with en:Irpinia. Other popular tourist sights are the Castellana Grotte, the Castel del Monte, the castle of Frederick II, Polignano a Mare, Ascoli Satriano, Conversano, Martina Franca, and Ostuni, the "white city".

Santa Maria al Bagno is a small fishing village, district of Nardò, on the coastline of the Gulf of Taranto, on the west coast of the Ionian Sea. It has beautiful unspoilt beaches all along the coast. Santa Maria al Bagno is approximately 45 min travelling time by car from en:Brindisi、バーリから1時間半。

する

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Take a bike tour along the coast. Apulia has an extensive network of small country lanes making it ideal for biking.

祭り

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タランタの夜音楽祭 Notte della Taranta の最後のコンサート(w:ja:メルピニャーノ Melpignano

毎年恒例の祭りの行事には見逃せないものがいくつかあり、特筆するべきものは下記のとおりです。

A large number of minor local festivals (sagre) take place in every area of the region, especially during the summer season, representing a truly immersive way to discover local food and music.

買う

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食べる

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特産品は「オレキエッテ」 orecchiette というパスタの仲間、羊のチーズ「カッチョカヴァッロ」 caciocavallo と「ファエトの生ハム」 prosciutto di Faeto

w:ja:チステルニーノ(英語)まで足を伸ばすなら、分離集落のカッサリーニには素敵な食事どころが何軒もある。観光都市オストゥーニ(英語)よりも料金は安め。

泊まる

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繋がる

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安全に過ごす

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この地方は安全に全く不安がありません。バーリフォッジャターラントのような都市部でもスリの遭遇率は低いでしょう。

出かける

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en:Ariano Irpino (named as Ariano in Apulia until 1930) is a characteristic town located astride Apennines along the statal road SS90 connecting Apulia to en:Naples, the ancient Kingdom's capital. Ariano Irpino was a relevant city in the Middle Age within the Duchy of Apulia: there King Roger II convened the Assizes of Ariano in 1140 and minted ducats. Today Ariano Irpino preserves the Norman Castle where King Roger II lived in; the castle, surrounded by a wide public park, still overlooks the mountain pass between Apulia and Campania with very panoramic views. Within the castle is housed a Norman Museum with other museums and churches (particularly the Romanic Cathedral) being scattered in the town, where both local art and cuisine mingle Apulian and Campanian elements.