知る
[編集]古くから名阪の間では移動が盛んでした。19世紀ころまでは東海道を約3日かけて歩いていましたが、21世紀になった今では交通の発達により短時間で行くことができるようになりました。現在では費用、時間、快適性などから自分に合ったプランを吟味すべきです。
移動する
[編集]鉄道で
[編集]新幹線
[編集]東海道新幹線を使った移動は最短かつ最もメジャーな手段です。「のぞみ」号なら約50分で行けます。料金は自由席¥5,940、指定席¥6,680、グリーン席¥8,950です。ジャパン・レール・パスを持っている場合は新大阪駅を毎時48分に、名古屋駅を毎時3分に出発する「のぞみ」号とほぼ同等の「ひかり」号で行くのが望ましいでしょう。「こだま」号で行くと約1時間10分かかりますが、他の列車よりも車内が空いているといった恩恵を受けることができます。「ひかり」と「こだま」号の料金は、自由席¥5,940、指定席¥6,470、グリーン席¥8,740です。
JR東海ツアーズでは、「ぷらっとこだま」と呼ばれる商品を発売しています。これは、JR東海ツアーズから指定された「こだま」号の指定席かグリーン席を予約することで割引になるプランです。売店で飲料がもらえる特典もついてきます。料金はおとなが指定席¥5,000、グリーン席¥6,500で、こどもは指定席¥3,600、グリーン席¥4,800です。「ぷらっとこだま」はきっぷではなく商品のため、予約の変更ができなかったり、券面の区間内の駅であっても途中から乗降することができなかったりと通常のきっぷにはない制約があるので、利用者は十分に注意する必要があります。
在来線
[編集]在来線での移動は新幹線よりも時間がかかりますが、費用の安さや途中下車のしやすさから使う人は少なくありません。特急や急行を使わなければ青春18きっぷを使うことができます。
東海道本線を使った移動は在来線の中でとてもメジャーな手段です。快速列車を乗り継いでいけば約2時間半で向かうことができます。運賃は¥3,410です。東海道本線には特急列車やホームライナーも走っています。数ある列車のなかでも特筆すべきなのは「びわこエクスプレス」「ホームライナー大垣」の2つです。どちらも平日の朝晩のみ運行しており、利用客はまばらです。「びわこエクスプレス」は大阪駅と米原駅(2号は草津駅止まり)とを結ぶ特急列車です。1号と4号は「サンダーバード」号と同じ車両を、2号は「はまかぜ」号と同じ車両を使用しています。「ホームライナー大垣」は名古屋駅と大垣駅とを結ぶライナー列車です。すべて「しらさぎ」号と同じ車両を使用しています。
関西本線を使った移動は、日本の田舎の風景を眺めるのに適しているルートです。大阪駅 - 加茂駅は大和路快速、加茂駅 - 亀山駅は普通、亀山駅 - 名古屋駅は快速で行った場合、早くて約3時間40分ほどかかりますが、運賃は¥3,080です。
近鉄
[編集]日本最大規模の私鉄である近鉄では、多様な列車があります。
「ひのとり」号で行く場合、時間は約2時間10分で、料金はレギュラーシート¥4,990、プレミアムシート¥5,690です。「ひのとり」号のデッキでは、トイレだけでなく、大型の荷物置き場やベンチ、コーヒーなどを提供するカフェスポットがあり、数ある交通手段の中で最も快適に過ごすことができるでしょう。
「ひのとり」号より少し遅い「アーバンライナー」で行く場合の所要時間は約2時間20分で、料金はレギュラーシート¥4,790、デラックスシート¥5,310です。デラックスシートはそれぞれ独立しており、1人での利用がしやすいです。
特急ではなく急行で行く場合は運賃のみで利用できるため安くなりますが、所要時間が長くなります。所要時間は約3時間半で、運賃は¥2,860です。
土日を含む3日間で旅行する場合は週末フリーパスを使った場合、お得になることがあります。週末フリーパスの料金は¥4,400です。名古屋駅と大阪難波駅を往復する際、通常ならば乗車券の運賃は¥5,720かかりますが、週末フリーパスを使えば¥1,320お得になります。別に特急券を購入すれば特急に乗ることができます。
バスで
[編集]名阪を結ぶバスとして名高いのは名神ハイウェイバスです。JR西日本バス・JR東海バス・名阪近鉄バスの3社によって運行されています。所要時間は約3時間で、料金は¥3,100です。往復する際は¥5,700となります。
夜間には「青春大阪ドリーム名古屋」号が運行されます。これも名神ハイウェイバスの一種として扱われていますが、料金が異なります。所要時間は約7時間20分で1日に往復1本のみの運行、料金は¥3,560-3,970と変動します。