イオニア諸島は、イオニア海に浮かぶギリシャの島々です。その歴史からペロポネソス半島の南にあるキティラ島とアンティキティラ島もこの地域の一部とされています。イオニアの島々は古くよりヘプタネソス(ギリシャ語:Ἑπτάνησος)、すなわちギリシャ語で「七つの島」と呼ばれていますが、7つの大きな島以外にも、多くの小さな島々があります。美しい砂浜、透き通った海、建築、すてきな村、緑豊かな田園地帯はよく知られており、島の一つ一つが独自の特徴を持っています。島はイタリア語の名前でも知られています。雨のあまり降らないキクラデス諸島以外のすべての島が緑に囲まれていることも有名な話です。歴史的には、特にコルフ島・ケファロニア島・ザキントス島の三大島は、同じ運命をたどってきました。
島
[編集]北から南までの主要な島を紹介します。より小さな島については近くの大きな島で言及します。
都市
[編集]島の主要な町・村は以下の通りです。
知る
[編集]現在の行政区画においては、イオニア諸島はギリシャの西側のイオニア海上にある島々のみを指しています。ペロポネソス半島の南にある島はアッティカに分類されます。
歴史
[編集]話す
[編集]イオニア人にとって母国語はギリシャ語です。イタリア語は、イオニアがギリシャに統合される前には広く話されていました。これは、数世紀にわたるベネツィアの支配に影響されたものです。ベネツィアの支配下では、上流階級の多くがイタリア語(時にはヴェネト語)を話し、ローマ・カトリック教徒となり、イタリア人、特にベネツィア人の兵士(ストラディオット、イタリア語 : stradioti)や裕福な家族がこの地に根付きました。こういった人々の家系は、混血結婚によってギリシャの国と宗教(東方正教)に大きく同化しました。イオニア七島連邦国時代とイギリスの保護下には、ギリシャ語と並んでイタリア語がこの小さな国家の共同公用語でした。第二次世界大戦後、イタリア語の話者数は減少しました。現在、イタリア語は学校で教えられており、第二外国語として話す人の割合は増えていますが、島で最もよく勉強され、理解されている外国語は英語で、イタリア語、フランス語、ドイツ語がこれに続いています。イオニア諸島のギリシャ方言は、語彙や発音にイタリア語の影響を強く受けている「歌うような方言」です。そのため、ここのお年寄りが使う言葉は、他のギリシャ人に通じない可能性すらあります。
着く
[編集]飛行機で
[編集]この地域の主要空港は、ケルキラ島、ケファロニア島、ザキントス島にあります。多くのフライトが季節便であることに気を付けてください。オフシーズンには アテネ経由で乗り継ぐ必要があります。
船で
[編集]コルフ島、イタキ島、ケファロニア島、キティラ島、パクシ島、ザキントス島へのフェリーがあります。
移動する
[編集]観る
[編集]する
[編集]食べる
[編集]泊まる
[編集]出かける
[編集]イオニア諸島は南北に長く、ギリシャ本土の西岸地域やアルバニアへと向かうことができます。また、イオニア海を渡ればイタリア南部へと着きます。また、シチリアも近いです。南側には地中海を挟んでアフリカの国々があります。