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提供:ウィキボヤージュ
初めての街に到着する

初めて訪れる都市に入る際には、実用的な準備をしておくべきでしょう。友人や家族などを訪問する場合には、出迎えを頼むとより到着がスムーズになり、必要な場合には入国手続きも楽になります。

知る

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モンゴル横断鉄道 (英語版) の東端、北京

到着は、おそらく旅行で最も難しい部分です。時には遅い時間に、時差ぼけや旅疲れもあり、しかも何もかもが新しく見知らぬ世界です。手頃な寝所、飲食物、そして移動手段が必要になります。それが旅の最初の目的地であろうと、何日もかけて訪れた5番目の都市であろうと、旅行者なら誰でも新しい都市の新しい通りに足を踏み入れた時、少し圧倒されるような心持ちを抱くものです。その時、興奮とまだ見ぬ可能性は直面している現実的な問題によって隠れてしまいます。「地元に帰りたい」と思うほどです。「ここで何をすればいいのだろう」と思っても、慌てることはありません。落ち着いて未知の世界を旅するための必需品リストは完成させれば、すぐに冒険に集中できるようになります。

準備する

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インターネットやウィキボヤージュなどのウェブサイトのおかげで、必要な下調べはすべてできますし、街もそれほど怖くなくなります。

飛行機で来たならば、まず最初に調べなくてはならないのは空港からどのようにして出るか、です。よくある選択肢としては、家族や友人、タクシーや他の公共交通機関(バス、電車など)が挙げられます。現在では、UberLyftやそのローカルバージョンなどといったレンタルカー・ライドシェアという選択肢もあります。

交通機関の時刻表を確認して、真夜中に外国の都市に到着することのないようにしてください。当たり前ですか?しかし、現地に到着するのが夜中の2時では遅すぎます。電車やバスの駅や空港で一夜を明かすか、あるいはこの遅い時間に開いているホテルを探すか、どちらかを選ばなければなりません。夜行フェリー寝台列車を利用したり、最終便を翌日に回したりすることで、夜遅くの到着を避けられることもあります。

早朝に到着する場合、特に夜行便を利用する場合には、ホテルにアーリーチェックインを申し込んでおくといいです。すぐに部屋に向かうことができないなら、ホテルかバス・鉄道の駅にロッカーや警備員のいる荷物預かり所などがあるか確認してみましょう。そうすれば、重い思いをしてすべてを持ち運ぶことなく、数時間の観光を楽しむことができます。寝る必要がある時も、寝ている隣に荷物を置くのではなく、荷物をしまうことでスリなどの窃盗の機会を減らすことができます。まだ街が目覚めていないなら、静かな早朝を過ごす場所を探してみましょう。飛行機で来る人は、多くの場合空港が選択肢になります。

どうやって移動しますか?24時間または72時間有効のトラベルカードや観光カードをすぐに買いたいですか?タクシーは信用できるでしょうか?公共交通機関は安全で快適ですか?市街地は歩くのに十分な広さですか?例えばグアルーリョス国際空港からすぐの地区は、観光客が散策するような場所ではないと言われています。

タイムゾーンを越えて移動する場合は、時差ぼけなどの影響を考慮しておかなければなりません。東へ飛ぶと、夜遅く到着してもまだ夕方のように感じるかもしれないし、西へ飛ぶと、現地の時計が夕方を示していても、強烈な眠気があなたを襲ってくるかもしれません。朝も同様ですが、その場合おそらく夜行便でよく眠れなかったのでしょう。また、ムルマンスクを出発してキルケネスに到着するまでの2時間の差は、移動時間が2時間であるという意味ではありません。

数日分の現金。世界のどの都市に到着したとしても、空の財布では遠くに行くことはできません。目安としてはホテル1泊の代金の4倍です。現金を手に入れるのがどの位難しいか、事前に知っておくこと。また、その街での支払いは、現金が主流なのかそれともカードが普及しているのかも調べておきましょう。ガイドブックにはATMがあると書かれているかもしれませんが、それは街の反対側にあるかもしれません。ニューヨークブカレストバルセロナでは問題なくても、カイロヴェルナッツァでは厄介な問題になるかもしれません。ホテルでクレジットカードは使えるでしょうか?また、必要なお金も把握しておきましょう。お札の束では、3コインの水のボトルを買うことはできません。公共交通機関や小さなゲストハウスでさえ、大きなお札のおつりがなかったり、くれなかったりすることがよくあります。両替所で小額の紙幣をもらっておくか、空港で大きな紙幣を崩しておきましょう。

携帯電話インターネットが使えるか確認しなければなりません。現地の電話やSIMが必要な場合は、どこで手に入るか、またはしばらくの間それなしで生き延びる必要があるのか、把握しておきましょう(地図とガイドブックはダウンロードしましたね?)。電子機器の充電や電化製品の使用にアダプターや変圧器を準備する必要があるかどうかも調べておきましょう。国境を越えたら、旅先では電圧が違ったり、プラグが違ったり、または電気系統が異なるかもしれません。

また、その街で見るもの、すること、体験すること、そしてその場所の概要も、ある程度見当をつけておくといいでしょう。予定には余裕をもって到着し、先を急がないとしても、空き時間を潰せる楽しみのひとつやふたつは持っておきたいものです。

あなたの旅行とその目的は、あなたのスケジュールに影響を与えます。打ち合わせのために飛行機で到着し、その日のうちに飛行機で街を出るようなものから、観光のために何週間も現地で過ごすようなものまで様々です。急いでいるのであれば、絶対に見たい、あるいはやりたいアトラクションやアクティビティがあるかどうか知りたいでしょう。時間に余裕があるなら、特に面白そうなものをいつ見物するのか、基本的な予定を決めておくといいでしょう。長期滞在の場合は、近くにある2つ以上の目的地を同じ日に一気に訪れるか、同じようなアトラクションを何日かに分けて訪れるか選択できます。ものによっては、そのスケジュールに合わせて計画を立てる必要があったり、特定の日が見ごろだったり場合もあります。絶対に行きたい旅先が決まっているなら、自分の時間も確保しやすくなります。

もちろん、完全に思いつきで行動するという選択肢もあります。すべては、あなたが旅をどう楽しみたいかによるのです。

話す

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移動する

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スペインの自治都市セウタとの国境を走るモロッコのタクシー

観光案内所が開いていたとしても、あまりあてにしないでください。地図か、少なくとも街の構造の大まかな見当はつけておきましょう。

世界中のどの都市でも、インターネットのどこかに何らかの地図があるはずです(お気に入りの検索エンジンで調べてみましょう)。特定の国のものを確認すると、もしかすればその土地に関連するものに仕立ててあるかもしれません(他の欠陥がないとも限らない)。オープンソースのソフトウェアであるOpenStreetMap(OSM)は、自由にアクセスすることができ、多くのケースでは商業的に競争しているものよりも広く利用できます。通常、読み込みは速いですが、サファリなどでは特にマップフレームの画質が少し落ちることがあります。Google MapやBing Mapは最新のブラウザから簡単に開けますし、アンドロイドやアップルの端末で利用できる非常に便利なアプリです。アップルのマップもそのひとつですが、初期の頃には不正確な点が目立つと言われていました。地図アプリには、「ナイトクラブ」から特定の住所まで、さまざまな場所を探せる検索機能が付いていて、ネットワークや衛星データを使って現在位置を表示することすらできます。この位置情報機能は、都市部でインターネット接続がいい時には、かなり正確でしょう。加えて、高速なインターネットと高性能コンピューターが必要ですが、Google Earthは無料でダウンロードできる自立アプリで、世界中の都市の多くのオーバーレイ地図(都市によっては3D画像)を表示できます。インターネットにアクセスしにくい都市では、ネット上の旅行ガイドから印刷した紙の地図も選択肢のひとつですが、縮尺が合わないことが多いです。紙の地図は、観光客がよく訪れる地域に焦点を絞ることができる一方で、街の各パートの距離や移動時間を比例して測ることができないという欠点があります。観光客向けの最高の地図は、レストラン、ホテル、観光地の広範なリストを示す明確なアイコンが描かれています。地図製作者の間で一般的なテクニックは、これらの目的地に番号と色分けされたマーカーを使い、凡例に目的地の名前と対応する番号を列挙する手法です。

何にしろ、「旧市街」や歩行者天国は地図上でただの煩い線になっていることが多いため、地図にあなたが行く町の各部分が詳細に描かれていることを確認してください。文字が読めない国を旅行する場合、二ヶ国語で書かれた地図は貴重です。地元の人はホテル近くの目印とその発音がわかっていれば事足ります。

タクシー、バス、電車の料金所要時間を把握してください(半額のバスが2時間長く移動するかもしれません)。一人旅や夜の旅行の場合は、その町の安全上の問題についても調べておきましょう。地下鉄は警備員が巡回しているでしょうか?バスやタクシーに女性が一人で乗る時、文化的な問題は発生しませんか?ホテルやゲストハウスを予約している時には、空港や駅までのシャトルバスがあるかどうか尋ねてみましょう。なかったとしても、迎えを派遣してくれるかもしれません。そうすれば街までの面倒な移動はガイド付きツアーに早変わりします。また、空港や駅にいる間に、出立するために戻るときに利用するかもしれない交通手段を調べておくのもいい選択です。

最後に、到着後に遭遇するかもしれない一般的な詐欺について、事前に調べておきましょう。空港や駅など、旅行者が到着する場所は、交通サービスや宿泊施設、ツアーなどの客引きが寄せ付けられます。

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