オートキャンプ、キャラバン、RV—様々な言葉があり、そこでの体験も様々ですが、とにかく車を利用したキャンプ・宿泊は世界各地で人気があります。王道の「徒歩」キャンプやトレッキング、ワイルドキャンプなどとは異なり、オートキャンプでは荷物をたくさん持ちこむことができ、キャンプ飯や日帰りのハイキングなど、やりたいことをとことん楽しむことができます。
知る
[編集]オートキャンプ場は場所によって実にさまざまです。でこぼこの2本道が続く人里離れたキャンプ場もあれば、石で囲われた焚き火台があるだけの整地された平地もあります。また、舗装された道路と手入れの行き届いたキャンプサイトで、炭火グリル、ピクニックテーブル、電気設備もあり、敷地内には遊び場やプールまでそろっている便利な場所もあります。どちらが理想かわかりませんが、どっちもしっくりこないならホテルとショッピングセンターの間にある、主要な高速道路の出口から1ブロックしか離れていない芝生か駐車場のような場所などもあります。
レンタル
[編集]キャンピングカーをレンタルする際、レンタル料金のサービス内に含まれるものや追加で発生する保険料などには様々な種類があります。1日あたりの料金が車両をレンタルする際に支払う金額です。これは車両の大きさや年季、期間によって変わります。また、レンタルの予約が早いほど料金は安くなることが多いです。また、当然のことながら車内設備が増えれば料金は上がります。
国によって発生する追加費用と発生しない追加費用があります:
- 寝具とタオル。自分で持ってくることでこの費用を削ることができます。
- 付属キットには、鍋やフライパン、カトラリー(食卓用のナイフやフォークなどのツール)、食器類が含まれています。自分で持ってくることでこの費用を削ることができます。
- クリーニング代。
- 片道運行費。車を受け取った場所と別の場所に返却する場合に発生するかもしれません。一定日数以上レンタルをすると免除されることもあります。
- 走行距離料金。走行距離に応じて料金を払います。これらはおそらく前払いが可能で、ここでできるだけ節約したいところです。
- 地方税。これらは国によって、また国内でも地域によって異なります。何について支払いをしているのか、概要などを見て把握しておきましょう。
- 交通法違反の罰金は運転手の責任です。
- 保険:
- レンタカーには必ず標準保険が含まれています。しかし、定められた賠償責任は会社や国によって異なります。海外旅行保険に加入していれば、レンタカーの賠償責任を保険でカバーできるかもしれません。ただし、それでもクレジットカードで賠償責任額はカバーしなくてはなりません。カードを読み込まれてその金額が凍結されるか、または全額が処理されるかもしれません。
キャンピングカーやモーターホーム、RVを借りるにはクレジットカードが必要になります。20歳未満で契約できることはまれで、国によっては70歳以下などの年齢制限があることもあります。
移動する
[編集]働く
[編集]食べる
[編集]- ファストフード ― どこにでもありますが、いつもと変わりませんので栄養度も満足度も低いかも知れません。
- 農産物直売所 ― 地元の農産物を手に入れたり、地元の人々と話を交わすには最高の選択肢です。
- スーパーマーケット ― レストランより安いでしょう。
- キャンプ場の売店 ― 多くのキャンプ場には、氷や薪、缶詰などが置かれた売店があります。
- トラックストップやサービスエリア ― 一部のトラックストップ(アメリカでは特にTAやPetro)には、座席のあるレストランがあります。道に慣れた運転手はよく知っているので、駐車場に車が集まっているところを探すのが高速道路で最高のレストランを見つけるヒントです。ほぼ確実に適度な価格と十分なサービスを享受でき、場所によっては料理も地元の非常においしいものが提供されます。
- 国にもよりますが、多くのトラックストップやサービスエリアにはファーストフード店がありますが、値段は高くメニューも限られています。一方でホットドッグやピザなどの温かい食べ物も購入できるかもしれません。食品(特に缶詰)の品揃えは一般的なコンビニよりも豊富かもしれませんが、値段は高いです。
- 貸切バスの停留所 ― 国によってはトラックの停留所としても利用されますが、本来はバスに満載された観光客向けの食事を提供する場所で、トラック運転手の嗜好とは異なることも。子供用の設備があるかもしれません。
- 一般のレストランや商店 ― 公共交通機関が利用できる場所か、町の中心部から徒歩で歩ける範囲内の場所に駐車し、町を散策したり、地元のレストランを楽しんだりするのもいい選択肢です。
- キャンプ飯 ― 焚き火が許可されているか、キャンプ用のコンロなどがあれば楽しめるでしょう。たいていのキャンプ場にはバーベキュー設備があり、このキャンプでしか得られない体験をすることができます。
飲む
[編集]多くのキャンプ場には飲料水が用意されていますが、とても原始的なキャンプサイトの中には自分で持参しなければならないところもあるでしょう。キャンプ場によってはカフェやキオスク、自動販売機が設置されていて、ソフトドリンクやスナック、コーヒーなどを売っていることもあります。
アルコールを飲んだ後に車の運転をすることは絶対にやめてください。キャンプ場での飲酒に関する規定は実に様々で、アルコールを全面的に禁止しているキャンプ場もあれば(法的責任を問うため、または子供連れの家族など他のキャンパーへの迷惑を防止するため)、反対に敷地内に小さなバーがあるキャンプ場もあります。アメリカのキャンプ場では、到着時にクーラーボックスを確認しビールが入っていないか確かめるほど厳しい所もあります。