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水泳

知る[編集]

水泳は、有史以前から人間の本能として行われているスポーツです。オリンピックには初回から取り入れられており、競泳、水球、飛込、アーティスティックスイミング、オープンウォータースイミングの5競技が行われています。この項目では旅行先でレクリエーションとしての水泳を行いたい人のための情報を提供します。

準備する[編集]

用具を準備する[編集]

水泳を行うためには、以下のような用具が必要です。

  • 水着:水泳を行う際に着用する衣服です。様々な種類のものがありますが、露出が多すぎるものは一部施設では禁止されているので注意が必要です。サイズは自分に合ったものを選びましょう。
  • 水泳帽:多くの施設では、水泳帽の着用が義務づけられています。これは、抜けた髪の毛が排水溝に詰まることを防ぐためです。きちんと髪が収まるサイズのものを選んでください。
  • ゴーグル:水に含まれる塩素や海水に含まれる不純物から目を保護したり、水中で良く物が見えるように着用します。横から水が入らないようにサイズを調節してください。
  • ラッシュガード:屋外で日焼けを防ぐために着用します。屋内施設では着用が禁止されている場合があります。

その他、以下のような道具を使うこともできますが、一部施設では使用が禁止されている場合がありますので注意してください。

  • 浮き輪:足を入れるものの他に、腕を通すものもあります。
  • ビート板:腕の方に浮力を得るための器具です。
  • プルブイ:脚の方に浮力を得るための器具です。
  • フィン:水中で推進力を得るための器具です。

場所を選ぶ[編集]

水泳は以下のような場所で行うことができます。

  • 屋内プール:いわゆる市民プールや、フィットネスクラブなどのプールがあります。天候に左右されることなく、1年を通して水泳を楽しむことができます。
  • 屋外プール:リゾートホテルや遊園地にあるプールが代表的です。外の空気を吸いながら泳ぐことができますが、天候の影響を受け、使用できる時期は限られます。
  • 海水浴場:プールにはない波などの感覚を味わうことができる反面、危険も伴います。また、海水には塩が大量に含まれているため、ベトベトしてしまうこともあります。
  • 河川:海水浴場と異なり、淡水であるためベトベトすることはありませんが、急に流れが速くなったり深くなったりする場所もあるため十分な注意が必要です。
  • 湖沼:淡水湖であればベトベトすることもなく、河川のような急な流れもありません。ただし、急に深くなっている場所はあるため注意が必要です。

時期を選ぶ[編集]

屋内プールであれば1年を通して水泳を行うことができます。屋外プールであれば営業期間中に限られます。海水浴場の場合、海開き前は監視員がおらず不測の事態への対応が難しくなる可能性があるため避けるべきです。寒中水泳をするつもりがないのであれば、水温は22℃以上あることが望ましいですが、気温より水温が高い場合は上がってから非常に寒く感じる場合があるので注意が必要です。天気は晴れている時が好ましいです。雨が降っている場合、どうせ濡れるからと行ってしまいたくなる気持ちも分かりますが、やはり上がってから冷えますので避けた方が良いでしょう。

行く[編集]

用具が多い場合は公共交通機関の利用にあたっては周囲の乗客に迷惑が掛からないよう留意してください。場合によっては追加料金を徴収されたり、持ち込みを断られたりする場合があります。また、自家用車の中でも周囲から見られる可能性があるので、車内で水着になるのは控えましょう。

する[編集]

着いたらまず水着に着替えます。服の下に水着を着用することもできますが、替えの下着を忘れないようにします。

泳ぐ[編集]

泳ぐには、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライなどの方法があります。(これは旅行ガイドですので、それぞれの泳ぎ方について詳しく取り上げることはしません。必要に応じてウィキペディアやウィキブックス等をご覧ください)また、流れるプールで立ち止まったまま流されたり、浮き輪などの浮き具を用いて浮かんだりといったこともできます。

飛び込む[編集]

水中に飛び込むことは爽快ですが、無暗に行うことは危険を伴います。飛び込みが禁止されている場所では絶対に飛び込まないようにしてください。自然の水域で飛び込む際には、必ず事前に着水する場所を確認し、十分な水深があるか、危険な岩や流れがないか確認してください。初心者はいきなり頭から飛び込むことは避け、足から飛び込むようにしてください。また、10mの高さから飛び込んだ場合、着水時の速度は時速60km前後になります。初心者はまずは2、3m程度の高さから飛び込むに留めるようにしてください。

食べる[編集]

水泳は最もエネルギーを消費するスポーツの一つですので、水泳中でも適切に栄養を補給する必要があります。プールであれば売店や自動販売機などで、海であれば海の家や近隣のコンビニなどで飲食物を購入することができるでしょう。糖分は速やかにエネルギーとなりますので好ましいです。

泊まる[編集]

泊りがけで水泳を行う際には、体力を回復させるためきちんと睡眠を取るようにしましょう。宿泊施設は食事つきにし、バランスの良い食事を取ることをお勧めします。

安全に注意する[編集]

人間は水中で呼吸を行うことができないため、とりわけ自然の水域で行われる場合において、水泳は危険を伴います。もしあなたが子供と一緒に水泳に行く場合は、以下の内容を子供にもよく話して聞かせましょう。もしあなたが子供で家族と一緒に水泳に行く場合も、以下の内容を親と一緒に読みましょう。

水泳を行うべきでない場合[編集]

医師から水泳を禁止されている場合はもちろん、発熱がある場合、倦怠感がある場合、吐き気があったり前日や当日に嘔吐をした場合、咳や鼻水が出る場合は溺水の原因になったり、症状が悪化したりする可能性があるので水泳をしてはいけません。また、睡眠不足の場合も、注意不足になり溺水の原因になりますので水泳は控えてください。また、食事の直後の水泳は消化に悪くなります。食後1時間程度経過してから泳ぎ始めるのが好ましいです。

溺水[編集]

どのような場所で水泳を行うにしても、まず注意したいのが溺水です。泳ぎが得意でない人が足のつかない水に入ったり、無理な潜水を行ったりするとその危険性が高くなりますので、行わないようにしてください。また、特に子供がいる場合は、水中に人を沈めたり、落としたりするなどの悪ふざけは絶対に行わないように伝えてください。溺水した場合、人間は声を上げることなく静かに沈んでいくことになります。そのため、同行者からは目を離さないようにしてください。もし溺れている人を見かけたら監視員がいればすぐに監視員に連絡し、不在であれば119番通報するようにしてください。専門技術のない人が無暗に助けようとするのは大変危険で、巻き添えになる可能性が高くなります。

潮流[編集]

海には波があり、それが海で泳ぐことの醍醐味でもありますが、それも度が過ぎると危険です。台風が発生し接近しつつある場合、台風から離れている場合でもうねりを伴いかなり波が高くなっている場合がありますので、海には近づかないでください。海では離岸流にも注意が必要です。これは、岸から沖合の方向に向かう波で、競泳の金メダリストでさえその流れに逆らって泳ぐのは不可能です。もし離岸流に遭った場合は、逆らおうとせずにそのまま流され、止まってから元の場所に戻るか、可能であれば右か左に泳いで脱出するようにしてください。遠浅の海岸では発生しやすいため注意が必要です。

津波[編集]

海で泳いでいる時に地震の揺れを感じたら、津波に襲われる可能性がありますので直ちに海から上がり、高台に避難するようにしてください。津波は通常の波と異なり、海水全体が動くため大きな力を持っており、何でも押し流してしまいます。たとえ数十cmの津波であっても、「津波を体感してみよう」などとレジャー気分で考えることは極めて危険です。また、浜辺に赤と白の旗が立っているのを見かけたら、それは津波警報が出ているという合図ですので、直ちに海から上がって避難してください。

生物[編集]

海など自然の水域にはクラゲなど危険な生物も生息しています。もし自然の水域で泳いでいる際に体の特定の部位に強い痛みを感じた場合は何らかの動物に襲われたか、棘のある生物を踏んでしまった可能性が高いです。もし動けなくなってしまった場合は針などは無理に抜こうとせず、その場で呼吸を確保して助けを待つようにしてください。大声を出したり両手を上げたりするのは沈んで溺水する原因になりますので危険です。

その他[編集]

海水には塩分が大量に含まれていますので、海水を大量に飲み込んだ場合体内のミネラルバランスが乱れ、最悪の場合死に至る可能性があります。海水を飲み込んでしまい、気分が悪いと感じたらすぐに海から上がり、真水を飲むようにしてください。それでも体調が治らない場合は医療機関を受診してください。