Wikivoyage:国のテンプレート
注記: このページでは国の記事のスケルトン(英語)(構造)を解説し、記事を書くときに参照できるようにしています。このテンプレートを編集しても新規記事は作成できません。記事を新しく書くには、en:Wikivoyage:How to start a new page(英語)をご参照ください。 |
国の記事には、旅行するときの一般的な情報や、その国の地方などが述べてあります。 個別の旅行情報は都市の記事に譲り、アトラクションや食事どころ、宿泊施設その他について住所や電話番号、評価や道順など詳細はここには示しません。旅行者が国の記事を読むと、その国にある都市の記事について基礎情報がわかるようにします。
国について新規記事を書く需要がほとんど見込めないのは、英語版の記事は2002年6月時点ですべての独立国と委任統治領の記事がそろったからです。国から特定の地方が独立したとしても、その地方にはすでに記事があったはずで、それを「国」の記事に変更するのはわりあいに簡単で、過去にそういう事例がありました。そうは言っても、未来のことはわかりませんが。
編集するページに国の白紙のテンプレートをまるごと転写するには、Wikivoyage:国の簡易版テンプレート(英語)をコピーして貼り付けるか、{{subst:country}}と記します。
以下、斜体で記した部分は編集状のコメントであり、それぞれの節(セクション)に書くことを示しています。国の新規の記事にテンプレートを転写した場合は、ためらわずにその段落を除去してください。
国の記事は冒頭には見出しのない導入の節を置きます。ここには無味乾燥な事実の羅列ではなく、文章で概論を説明を書きますが、歴史、文化その他はあっさりと書くだけで、詳細はあくまでも知るの節で述べることにします。導入の役割は読者の興味をひくことであり、その国ならではの特徴を示すと役に立つかもしれません(旅行者にその国の何を伝えたいかわかるから)。
地方
[編集]ほとんどの国の記事はより小さな単位すなわち「地方」の集合体であり、そのように下位の分類を分ける(英語)必要があります。詳細な情報は国の記事ではなく、それら地方の記事に書いてください。これは広い国や複雑な構成の国をうまく扱うコツでもあります。一例としてアメリカ(英語)の国の記事に1万もの都市を羅列するのではなく、13の地方(ニューイングランド、南西部その他)を置き、それぞれに複数の州を収め、さらに州の中に地域や方面があって、やがて都市が来ます。都市の記事で具体的なガイドを書いて(または書く予定にして)ください。
国ごとに伝統的に使われてきた、もしくは一般化している地方に分割するわけですが、そのガイドラインは地理的階層(英語)をご参照ください。地方の一覧を作り、それぞれの地方の記事にリンクを張ることが肝心で、旅行者が特徴をつかめるよう、地方ごとにごく短く紹介文を添えます。場合によっては国の面積が狭い、あるいは人口が過疎で地方に分けても役に立たないなら、この節は作りません。
国によって地方単位にたとえば「郡」「州」(stateやprovinceやcantonほか)などが決まっている場合は、節の見出しをそれに合わせてよいのですが、留意点があり、旅行ガイドで扱うには行政区分が必ずしもいちばん使いやすいかどうかは別の問題です。
サンプルを示します。
都市
[編集]国によっては面積が狭く都市が数えるほどしかありません。すべてこの節に一覧にすればよく、いちいち地方 (regions) に分ける必要はありません。対照的に、地方 (regions) に分割できる程度の面積がある国でも、外国人が知っている都市は片手で数えられるほどしかない場合は多いです。知名度の高い都市には、それぞれが属する上位の区分よりも著名で -- たとえばロサンゼルス (英語版) はカリフォルニア南部 (英語版) の都市 -- その都市の記事を探しているのに、一発では探せずいくつもの記事を読まされるのでは読者はたまりません。特定の国の都市をすべて載せようとしないでください。また首都を最初に置き、それ以下は★ABC順に9都市を上限とします(首都を含む)。特定の国に特筆すべき都市がない場合は、この節は省略できます。
- 首都 (英語版) - 工業地帯の港湾都市ではあるけれど、旅の出発点に適している
- 都市 A - ナイトライフが充実、楽しみやワクワクがいっぱい
- 都市 B - 温暖なビーチとゆったりした生活リズム
- 都市 C - 歴史ある古城、想像力をかき立てる博物館が点在
知る
[編集]この節はそれぞれのページで扱う国について、背景情報を少し提供します。国としての歴史、文化、人種や民族、他国との外交関係などを示します。旅行者に関連の深い最近の情勢は、別途、以下の節にそれぞれ割り振るので、この節に書いて重複するのは避けます。また国内の個別の都市や地域を登場させても、それぞれの関係を説明してもよいですが、、簡単に述べるだけであまり深く掘り下げないでください。「都市」のページで述べるからです。
それぞれの国家の情報は「CIA Factbook」を参照すると、この節の情報を整理するのに役立つかもしれません。その情報源は画面をいくつかのタブに分けてまとめてあるため、文章として読めるように書き直しが必要です。旅行者に役立つ情報として、位置や気候、地形や標高の最高点と最低点、天災、人口、国籍別や民族グループの割合、宗教や言語(ただし話す節との重複は避ける)、政体の種別、首都、憲法、国家の主権、国の休日、経済の状況、産業と農業など。
お勧めの小見出しには以下を含みます。
歴史
[編集]その国の歴史を外観します。日付や出来事を加えるかどうか不明な場合は、こう考えてみましょう。ごく普通の旅行者にが関心を寄せる内容でしょうか?
人々 (People)
[編集]その国の主な人種グループとその居住地域をまとめます。ここには特筆するべき文化の特徴も記します。
気候 (Climate)
[編集]その国の季節(気温と降水量)、地理、旅行に最適な時期。
休日 (Holidays)
[編集]主な休日、旅行者が見たがる祝祭日(色彩豊かな祭礼)と訪問を避けるべき時期(※)の両方を記します(※=住民が里帰りして交通の大渋滞が発生したり国の機能が麻痺するなど)。できるだけ正確な日付を示します。
電力事情 (Electricity)
[編集]ボルト数、周波数 (Khz)、コンセントのタイプ。
話す
[編集]その国の公用語(複数の場合も含む)。英語など、その国の人にとって外国語※しか話せない場合に不便はありませんか?(※=たとえばベトナムでフランス語を使うなど。)また書き文字の情報も提供し -- 英語を併記した2ヶ国語版の地図を持って行かないと困るでしょうか? また、現地で通じる言語の会話集 (英語版) をそれぞれリンクで置いておくと読者は便利に使えます。その国で英語しか使わないなら、そのことを述べれば十分です。
着く
[編集]その国への行き方をまとめる節です。ビザなど渡航に関する法律の情報に加えて、国境を越える時の注意点を忘れずに記してください。その国の大使館や領事館が隣接国あるいは英語が通じる国のどこにあるか記すなら、この節が適しています。
以下に、特定の国を訪問する一般的な方法を移動手段ごとに節に分けて説明します。選択肢は多いほどよいので、考えつく限り -- 陸路、空路、海路など書き出します。順序はいちばん普及していて便利な方法から書き始め、めったに利用しない不便な方法で締めくくります。もしも下記の分類に入らないが一般的な渡航手段がその国にあるとして -- リャマ、スノーモービル、奥地対応のヘリコプターなど -- 節を増やして記述します。当てはまらない節は省略します。
飛行機で
[編集]その国を訪問するのに便利な国際空港はどの都市にあるでしょうか。大都市の名前を列記し、就航する航空会社名は省略し、「都市」のページで述べることにします。国の階層では概論だけで十分です。国際便が離発着しないなら、この節は省略します。
鉄道で
[編集]国際列車が離発着する駅があるなら、大都市名を列記します。この節は概論だけ述べ、列車の時刻表や停車駅などの詳細は除外し、「都市」のページに書きます。その国に国際列車が止まらないなら -- たとえば島にあるなど -- この節は省略します。
車で(公共交通機関ではないエンジンがついた乗り物すべて)
[編集]この国の車両交通、隣国を出発してこの国に到着する道順の詳細を記します。幹線道路と国境を越える地点を説明します。この国の主な都市と隣接する国々の大都市との距離と所要時間を書くと便利です。この国へ陸路で到着できない場合(島国など)、この節は省略します。
バスで
[編集]その国を訪問するのに便利なバスの国際線があるなら、離発着する大都市を列記します。この節には概要だけ述べ、時刻表やバス停その他の詳細は「都市」の記事に譲ります。その国にバスの国際線がない場合 -- 島国など -- この節は省略します。
船で
[編集]他の国からその国にわたるフェリーが就航している場合は、利用しやすい港町を列記します。この節では概要のみ述べ、時刻表やフェリー乗り場などの詳細は「都市」のページに譲ります。もしその国に国際線の旅客フェリーが就航していないなら -- 内陸国の場合など -- この節は省略します。
小型の舟艇やクルーザーが入国審査を受けられる港湾を一覧にします。
移動する
[編集]目的地内を移動する際の情報を書く節です。地域内の移動で利用できる交通機関をまとめます。飛行機、鉄道、バス、長距離タクシー、フェリーその他。一般的な情報を記し、距離や時刻表などの詳細は「都市」の記事に譲ります。
困ったときは
[編集]オプションですが、該当する項目がある場合には次のような小見出しが使えます。
"領事館の支援" 都市の記事への案内を置き、個別の領事館の目録が探せるようにするため。所在地が目立たないときに便利
"新聞" 英語圏ではない国で発行される、地元の英字新聞
"ラジオ局" 英語圏ではない国で、英語で放送する地元ラジオ局、あるいは外国籍のBBCワールドやアメリカ軍ラジオ(US Armed Forces Radio)、ドイチェヴェレ(Deutsche Welle)、NHKなどの英語番組の AM/FM 周波数
観る
[編集]その国で出会う見どころの種別を述べます。最も著名な観光名所を一覧にします。
する
[編集]その国で体験できる最も人気のある物事を一覧にし、それぞれの活動に参加するにはどこが一番良いか、紹介します。
買う
[編集]この節では現地通貨と、旅行者が英語話者の場合を想定して対ドル(アメリカ・オーストラリア・カナダ)、対ユーロ、対イギリスポンドのそれぞれの大まかな為替レートを記します。もし流通通貨がこれら以外の場合はそれも示します -- 正式の為替でも闇でも --。はたしてATM装置の利用が賢明かどうか、自宅から現金を送金もしくは引き出すお勧めの方法を書きます。
この節は、現地で普通の人がどんな買い物をしているか発表に使ってください。店頭で値段の交渉(値切ること)は当たり前ですか? その他、その国ならではの買い物の習慣は?
地場産のどんな品物がお土産にお勧めですか?
支払う (Costs)
[編集]その国では1日あたりの滞在費がいくらか、大まかな予算を3パターンで示します。バックパッカーなど倹約タイプ、高級な宿泊施設を利用する贅沢タイプ、そしてその中間で快適な標準タイプで概算します。もしも特定の費目(宿泊費・交通費など)が極端に安い、または高い場合、あるいは地方差がはなはだしいばあいは、特筆事項として書いてください。
チップ・心づけ (Tipping)
[編集]その国でチップを払うかどうか、金額も含めて説明します。もしチップの習慣がないなら、そのことも有益な情報です。
食べる
[編集]その国に固有の料理を紹介します。内容はできる限り一般論を述べることにして、個別の食事どころの店舗情報は、その店の所在地である都市の記事に譲ります。旅行者にぜひ行ってほしい(あるいは避けてほしい)飲食店があるなら、ぜひ言及しましょう。その国の国民食、郷土料理や珍しい食べ物、さらに菜食主義その他食事に制限のある旅行者向けにも情報をお願いします。公認されているお国料理があるなら、ぜひ特筆してください。これはという屋台飯(やたいめし)はありませんか。忘れずに味わいたいデザートやおつまみはどうですか。
飲む
[編集]その国のバーやナイトライフの情報。国に関するほかの情報と同様に、できる限り一般的な見方を示し、個別の店舗その他については、それぞれが所在する都市の記事で解説してください。楽しいナイトライフが味わえる、あるいはその国に特徴的な音楽にふれる機会がある、そんな都市や地方について述べてかまわないし、ぜひそうしてください。合わせてバーや居酒屋、クラブでのマナーの紹介もお願いします。この節には、その国の特産の飲料や、その国らしい飲み物の説明もぴったりです。
泊まる
[編集]旅行者向けの宿泊施設の大まかな種別と料金帯を述べます(民宿、ゲストハウス、ホステル、ドライブインその他)。ペンションやホステルなど宿泊業の全国組織があるなら、連絡先を書きます。またホテル業界の問い合わせ番号などあるなら、この節にそれも示してください。
学ぶ
[編集]語学や文化を教えるスクールや教室のほか、外国の旅行者が関心を寄せそうな活動を紹介。国外からの留学生受け入れが多い都市を教えてください。こには一般情報のみを述べ、連絡先など詳細情報は都市の案内のページに譲ります。
働く
[編集]国外からの旅行者が働ける場所は、その国にあるでしょうか? 職種、労働ビザ、ボランティア活動はどうか、情報を入手できそうな場所など。
安全を確保する
[編集]訪問先の国の気候や気象をあまり知らない、国外からの旅行者に向けて注意を呼びかけます。防犯の知恵、天災への備え、政情不安や内戦状態の地域はどこかなど、身におよびそうな危険を説明します。地元もしくは全国レベルで安全情報の問い合わせ先はどこか(できれば日本の「110」と同種の緊急電話番号は何番か) 、記してください。
健康を維持する
[編集]この節には医療情報をまとめ、地元で要注意の疾患のほか、調剤薬局その他を書き止めます。感染症の大規模な流行、推奨される予防接種、さらに医薬品の入手や医療上の緊急時に連絡する全国ホットラインが開設されているなら電話番号、あるいは地域単位の標準化された緊急通報先(日本の110番と同等)など、この節に示します。水道水を飲んでも平気かどうか、あるいは訪問者はあくまでも瓶入りのミネラルウォーターか煮沸して冷ました水か、濾過や滅菌した水だけにするべきでしょうか。
尊重する
[編集]その国で旅行者がとにかく失敗しがちな間違いをなんでも書いてください。慣習やマナーとは、対象となる人体の特定の部位、固有の建物もしくはその一部、ある種の人々やその他の物体に関して、旅行者の出身地とは異質の場合が想定されます。教会や寺院を訪問するとき、ショートパンツに半袖のシャツでは失礼とされていませんか? 食事のときに左手を使っても構いませんか? あるいはまた、年配者への敬意を示したり、こどもとの接し方、政府の役人とのやりとりなどは? ただし、うるさ型の小言 (英語版) は避け、常識でわかることまで 注意しないこと — 歯を磨け、車道を渡る前には左右をよく確認しろなどとわざわざ言わなくても、どの国でもわかりきったことです。
繋がる
[編集]連絡が取れる状態を保つには。利用できる電話網のタイプ(電話線とワイヤレス通信)、平均的な公衆電話の通話料金は? 国外からその国に電話をかけるときの国別コードは? ウェブ接続は繋がりやすいですか? ネットカフェはあちこちにありますか? 郵便のシステムと、郵便ポストの形や色は? 郵便切手の大まかな料金はいくら? 民間企業が提供する小包み宅配や信書の配達サービスは利用できますか? この節でも、電話局やネットカフェの個別の電話番号を書く必要はありません。それらのデータは、所在地の都市のページにリストするからです。