都市
[編集]
- 1 安順 (中国語: 安顺市) — 観光の中心地で、黄果樹瀑布(黄果树瀑布 Huáng Guǒshù Pùbù)があります
- 2 貴陽(中国語: 贵阳市) — 省都
- 3 凱里 (中国語: 凯里市) — ミャオ族(苗族)やトン族(侗族)といった少数民族の地域への玄関口
- 4 茘波県 (中国語: 荔波县) — ユネスコ世界自然遺産の1つ、中国南方カルストに一部地域が含まれています
- 5 六盤水 (中国語: 六盘水市) — 夏季の平均気温が低いことから「涼都」と呼ばれます
- 6 遵義 (中国語: 遵义市) — 共産主義者の聖地であり、中国の国酒を生産する茅台鎮もあります
- 7 興義 (中国語: 兴义市) — 馬嶺河峡谷(马岭河峡谷)や万峰林など、豊かなカルスト地形で知られます
- 8 威寧イ族回族ミャオ族自治県 — オグロヅルを含む170種以上の鳥類で知られる草海があります
- 9 台江 (中国語: 台江县) — 「世界第一の苗族の県」と呼ばれます
- 10 銅仁 (中国語: 铜仁市) — 梵浄山への玄関口
- 11 鎮遠 (中国語: 镇远县) — 歴史都市で、カルスト地形の景観に囲まれています
知る
[編集]貴州は中国南西部の山岳地帯で、多くの民族が暮らしています。
歴史
[編集]古代には、貴州地域では紀元前11世紀頃から人類活動の記録があります。春秋戦国時代には、この地域には貴州、夜郎国、苗族、楚など、多くの独立した部族や諸侯が存在していました。
秦・漢時代には、貴州は徐々に統一され、中華帝国の一部となっていきました。この時期には道路建設が進み、農耕制度が広がり、文化も伝播しました。
唐・宋時代には、貴州は軍事および文化交流の重要地域となりました。貴州のカルスト地形や山河は黔中の名勝として称賛されました。
明・清時代には文化間交流が活発化し、様々な文化のブレンドによってより独自性が増しました。清朝成立後、この地は多民族居住地域となり、各民族の文化が融合しました。同時に、貴州は多くの反清蜂起の発祥地ともなりました。
近代においても貴州は一連の政治的・社会的変化を経験しました。20世紀初頭には国民党の主要な拠点の一つとなりました。1949年の中華人民共和国成立後、貴州は中国の一省となりました。
気候
[編集]貴州の気候は変化に富んでいます。地形の違いにより山岳気候と亜熱帯気候が見られます。夏は温暖湿潤で、冬は比較的寒冷です。避暑に適しています。
話す
[編集]貴州の方言は四川語に似ています。英語を理解できる人はほとんどいません。標準語(普通話)は大半の人に通じますが、小都市や農村部では現地の方言しか十分に話せない人もいます。貴州各地の方言には独特の語彙がありますが、最も顕著な違いは発音であり、標準中国語とは大きく異なります。
着く
[編集]上海から飛行機で約2時間半、香港からは約1時間半です。距離は約1,800 km (1,100 mi)です。国内線空港は2013年に完成しました。一方、国際線は古い施設を使用しており、規模は小さく搭乗ゲートも少なく、たばこ店以外の店はありません。貴陽(KWEIATA)発着の国際線は少なく、主に香港、台湾、マカオ、ソウルとの間の便に限られています。
移動する
[編集]バス・タクシー
[編集]貴陽の道路はよく整備されており、タクシーも豊富です。しかし都市間移動をする場合や農村部へ向かう場合、道路のコンディションが非常に悪かったり、工事中であったりすることがあります(ブルドーザーと並走することもあります)。
小都市のタクシーは非常に安いので複数の乗客を相乗りさせることが一般的です(2013年時点で初乗り2.5 km (1.6 mi)まで¥3)。一部の小都市ではメーターがほとんど使用されず、駅から市街地、市街地から観光地などの区間ごとに「固定料金」が設定されています。そのため、柔軟に対応する心構えが必要です。
列車
[編集]貴陽を起点に移動する場合、高速鉄道は重慶、成都、昆明、南寧、長沙の五方面に延びる路線とその支線が利用できます。目的地、或いは目的地に近い街に駅がある場合は、まずはそこまで列車で移動するのが良いでしょう。
観る
[編集]この地域は山が多く、ハイキングの機会に恵まれています。道には家畜の排泄物が放置されていて滑りやすく、茂みには棘がある場合があります。しかし谷の景観や遠くまで続く地平線など、美しい風景を数多く楽しめます。貴州最大の見どころの一つは、中国最大の滝として知られる黄果樹瀑布です。貴州東部は非常に緑豊かで、棚田を眺めたり、小さく魅力ある村落を巡ったりすることができます。そうした村では民宿に宿泊することも可能です。赤水付近の中国丹霞地形もユネスコ世界遺産に登録されています。

梵浄山は梵浄山国家級自然保護区内に位置する武陵山脈最高峰です。中国仏教の聖山であり、弥勒菩薩の道場とされています。2018年に世界遺産へ登録されました。
- ユネスコ世界遺産に登録された土司遺跡群の一つである海龍屯土司城址
- 武陵山脈の一部であり、独特の地質と豊かな生物多様性により2018年に世界遺産へ登録された梵浄山
- ミャオ族・トン族の村々:12 朗徳(凱里の南20 km (12 mi)にあるミャオ族の村)、13 西江(雷公山国立公園内にある大規模な伝統的ミャオ族村落)、14 肇興(谷間に佇む牧歌的なトン族の町)
- 茘波県には「地球のエメラルド」として知られる小七孔と大七孔があります
- 黄果樹瀑布:中国を代表する滝の1つで、安順市に位置します。高さ77.8 m (255 ft)、幅101 m (331 ft)を誇り、「中国第一瀑」として知られています。
- 茘波小七孔:茘波県に位置する壮麗なカルスト景観の名所です。7つの天然石橋洞窟のほか、小川や滝など美しい自然景観を楽しめます。
- 貴陽青岩古鎮:明・清時代の建築群が良好な状態で保存されている古村です。長い歴史と独特の文化風俗を有しています。
- 肇興侗寨:貴州省南東部に位置する肇興は、トン族文化を代表する場所の一つです。トン族の建築、衣装、歌舞、風習を楽しむことができます。
- 西江千戸苗寨:大規模なミャオ族集落で、壮観な木造建築群、豊かなミャオ族文化、美しい自然環境で有名です。
- 花渓公園:貴陽の景勝地で、美しい湖や山々、庭園があり、散策や自然鑑賞に適しています。
- 万峰林:奇観のカルスト地形で知られ、無数の石峰や洞窟、小川が広がっています。冒険好きや写真愛好家に最適です。
- 鎮遠:貴州南部の古都で、古城壁や吊脚楼、寺院など明・清時代の建築様式を残しています。長い歴史を持つ文化観光地です。
- 貴陽黔霊山公園:壮麗な仏教寺院、山岳の景観、庭園を備えた大規模な都市公園で、静かな憩いの場を提供しています。
する
[編集]省都である貴陽周辺には、散策や観光を楽しめる場所が数多くあります。
今まで述べてきた通り、貴州には多くの少数民族(主にミャオ族とトン族)が暮らしています。年間を通じてさまざまな祭りが開催されており、地域の風俗や文化を体験する絶好の機会となっています。
旅程
[編集]香港から昆明までの陸の旅は、この省南部を通過します。
食べる
[編集]さまざまな料理を味わうことができますが、地元では辛い料理が好まれています。料理は非常に美味です。火鍋も特におすすめです。
もう一つの名物は酸辣魚湯(魚の酸辣湯)で、多くの都市で味わえます。路上バーベキューも人気があり、漬物などを加えた各種麺料理も地元の定番です。
飲む
[編集]茅台酒(マオタイ)は特に有名ですが、他にも村人たちが自家製で醸造する米酒があります。
安全を確保する
[編集]山中をハイキングする際は、狭い崖道に注意してください。また、田園地帯を散策したり野生動物を観察したりする際は、日焼け止めと十分な水を忘れないようにしてください。