
ベルリン(ドイツ語: Berlin)は、ドイツの首都であり、また最大の都市です。2024年末時点での人口はおよそ369万人でした。
「Berlin ist arm, aber sexy」(ベルリンは、貧しいがセクシーだ)―かつての市長、K・ヴォーヴェライトがそう評したように、ベルリンは伝統的な文化、ナチズムの遺産、共産主義の遺構、若きボヘミアンたち、そして世界中の様々な文化が入り混じる、極めて多様な側面を持つ都市です。
ベルリンには、ベルリン・フィルに代表される様々な楽団や、175以上もの博物館・美術館、世界最大級の動物園であるベルリン動物園などの動植物園など、様々な施設が存在します。
地区
[編集]ベルリンには、多くの地区が存在しています。これらは、行政区(Bezirke)と呼ばれています。また行政区はいくつかの街区(Stadtviertel, Viertelとも)で構成されています。かつてベルリンには23の行政区がありましたが、2001年に行政上の理由から12まで削減されました。
これらの行政区は、大まかに以下の8つの地域に分類できます。
| ミッテ (Mitte, Tiergarten) ベルリンの心臓とも言える地区で、歴史的に重要な建造物が数多く存在します。カフェやレストラン、博物館や画廊も集中しています。 |
| 西ベルリン (Charlottenburg-Wilmersdorf, Schöneberg, Friedenau, Moabit, Hansaviertel) かつて西ベルリンの中心部であったこのエリアには、クーアフュルステンダム(Kurfürstendamm)とタウエンツィーン通り(Tauentzien straße)の2つの大きなショッピングエリアがあります。これはフランスでいうモンテーニュ通り、アメリカでいうマディソン・アベニューのようなもので、いつも活気を帯びています。 |
| 中央ベルリン (Friedrichshain, Kreuzberg, Prenzlauer Berg, Wedding) 東ベルリンと西ベルリンの中間に位置するこの地域には、左派にしみったれ、反体制派から不法占拠者まで、様々な人々が存在していました。しかし、近年は高級住宅街化が進んでいます。 |
| ライニッケンドルフとシュパンダウ (Spandau, Reinickendorf) これらの地域は旧市街であり、過去の建造物が多く残されています。一般的なベルリンの風景とはかなり異なっており、時折ベルリンとは違う都市のように感じることがあるでしょう。そこらのベルリーナーに尋ねれば、多くのベルリーナーは「シュパンダウは真の意味でのベルリンではない」と答えることでしょう。 |
| 東ベルリン (Lichtenberg, Hohenschönhausen, Marzahn, Hellersdorf, Weißensee, Pankow) この地区にある共産主義の遺物であるシュタージ・ミュージアム、そしてソビエト戦争記念碑は、ドイツの歴史に興味がある人ならば絶対に一度は訪れるべき場所です。そして、この地域の北西に位置するパンコウ―この映画を見たことがある人なら、一度は聞いたことがあるのでは? |
| シュテーグリッツとツェーレンドルフ (Steglitz, Zehlendorf) ベルリンの南西の角に位置する地域。ポツダムに最もアクセスしやすい地域です。 |
| テンペルホーフとノイケルン (Tempelhof, Neukölln) この地域は、ベルリンの中央南寄りに位置する地域です。ノイケルンは近年高級住宅街化がすすんでおり、テンペルホーフにはかつてテンペルホーフ空港が存在していましたが、閉鎖され公園になりました。 |
| トレプトウとケーペニック (Treptow, Köpenick) ミュッゲル湖やツォイテン湖、シュプレー川などの河や湖、森林などの美しい景色で知られており、ベルリーナーの憩いの場となっています。 |
知る
[編集]歴史
[編集]ベルリンは、15世紀から今に至るまで辺境伯領の、またプロイセンの、またドイツの首都であり続けてきました。また、冷戦期にはベルリンはベルリンの壁で東西に分断されていました。
気候
[編集]ベルリンは北海道よりも高緯度な地域に位置していながら、一年を通じて比較的温暖です。冬季であっても最高気温が0℃を割ることはまれです。風は強いですが、沿岸部の都市ほどではありません。春や秋は上から1枚羽織ったほうが良いかもしれません。
ベルリーナーたち
[編集]そもそも「ベルリーナー」というのは、ベルリンに住んでいる人のことを指します。典型的なベルリーナーは、婉曲的な表現や社交辞令を嫌い、直接的な表現や「ユーモア」を好むことで知られています。ベルリーナーたちの「ユーモア」は、他の人々たちに不快に思われたり、無礼に感じられたりすることもしばしばです。
再統一後のベルリンには、以前にもまして様々な場所から移民がやってきました。そのため、ベルリンにはあらゆる民族、宗教、国籍をもつ人々が集っており、しかも流動的であることもしばしばです。
イベント
[編集]ベルリンでは、様々なイベントが開かれています。例えば、2月には三大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭が、9月にはベルリン音楽祭が、12月にはベルリン各地で大規模なクリスマスマーケットが開かれます。
話す
[編集]着く
[編集]飛行機で
[編集]ベルリン唯一の旅客用空港であるベルリン・ブランデンブルク国際空港は、残念ながら日本からの直行便が存在しません。空路でベルリンに向かう際は、ミュンヘンやフランクフルト、アムステルダムやチューリッヒ、イスタンブールなどで乗り継ぎが必要になります。乗り継ぎ地は、なるべくシェンゲン協定の加盟国を選ぶと良いでしょう。
また、EUは2026年第4四半期からの、ETIAS(欧州渡航情報認証制度)の導入を決定しました。渡航の際は十分にご注意ください。
鉄道で
[編集]ドイツ国内からベルリンへの列車は、ベルリンを経由する列車も含め数多く運行されています。フランクフルトやミュンヘンからベルリンに移動する際は、インターシティエクスプレス(ICE)やインターシティ(IC)を使うと便利です。また、国外からベルリンへの直通列車はそう多くは運行されていませんが、アムステルダムやパリからICEが、プラハやワルシャワからはユーロシティ(EC)が運行されています。
ただし、突然行き先が変更になったり、運転を取りやめたりすることもあるので、よく情報を確認してから利用するようにしましょう。
車で
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ドイツ国内、またドイツ国外からでもベルリンにアクセスする際はアウトバーンを利用するのが便利です。ベルリンに向かうには基本的に、一度ベルリンの周りを走るアウトバーン10号線を経由する必要があります。
移動する
[編集]困ったときは
[編集]観る
[編集]する
[編集]学ぶ
[編集]買う
[編集]食べる
[編集]飲む
[編集]泊まる
[編集]安全を確保する
[編集]健康を維持する
[編集]出かける
[編集]ベルリンに数日とどまれば、あなたはベルリンの虜になるはずです。時として、ずっとベルリンに居たいと思うこともあるでしょう。しかし、ベルリンの近くには素敵な場所がいくつもあります。例えば、ポツダムにシュプレーヴァルト、ヴィッテンベルクにミューリッツの湖沼群など。気分転換にでも訪れてみては?
ベルリンを一通り楽しんだら、別の都市や国に行くのもよいでしょう。大都市であるミュンヘン、フランクフルト、ハンブルクや、中世を感じられるレーゲンスブルクにアーヘン、ローテンブルクなど。ドイツの外に目を向ければ、アムステルダムにブリュッセル、コペンハーゲンにパリやウィーンなど、魅力的な都市は山ほどあります。気の向くままに、欧州を旅してみましょう。
Auf Wiedersehen, Berlin!
