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グラスゴー
  • 曖昧さ回避 同名のその他の場所については「グラスゴー (曖昧さ回避)」をご覧ください。

  • グラスゴー(Glasgow (英語) ゲール語:Glaschu)はスコットランド最大の都市で、中部のクライドサイド(Clydeside)に位置します。1990年代以降、産業から文化、料理から建築まで幅広く発展を重ね、イギリスで最も成功した都市の一つとして生まれ変わりました。今では活気あふれる観光地として、観光に数日を費やす価値があり、どの予算枠にも充実したアメニティが揃います。石造りの建物から汚れをきれいに落とし、砂岩の深紅の色は太陽の下で輝きを放ち、一年のどの季節も楽しめる街は、雨の日(dreich )にも楽しめる活動が豊富にあります。

    知る

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    クライド河畔に立つタイタン・クレーン

    スコットランド最大の都市圏の広域グラスゴーは人口120万人、グラスゴー市内に暮らす人は61万2000人です(2021年時点)。地名の由来は古代ブリトン語で「緑の窪地」を意味する「glas cöü」なのですが、そういう地形は目を皿にして探しても見つけるのは至難の業です。この街は一年を通して活気に満ち、見どころや活動が満載です。

    歴史

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    「目抜通り」であるはずのハイストリートは、現在の都心から東へ1マイル(およそ1.6キロ)も離れていて、大聖堂を中心とした18世紀の小さな市場町のなごりをとどめています。

    スコットランドが貿易で繁栄する時代はイギリスの海外植民地との貿易を認めた合同法(1707年)を受けており​、大西洋をわたってタバコや砂糖、奴隷を商って急速に発展しました。それに続く時代の流れは、西ハイランド地方やドニゴール地方の小規模農業を置き去りにし、伝統的な生活様式を離れた労働力は、グラスゴーの製粉所や鋳造所に出稼ぎにいきました。

    ところが大規模輸送の動脈となるはずのクライド川はきっ水が浅いため、大型船の入る川港も造船所も下流25マイル(およそ25キロ)のグリノック(Greenock)が名乗りをあげました。グラスゴーの埠頭には粗末なクルーサや「ポンポン船」(Cluthas、"Clyde Puffers")などが連なって行き来しました。

    1880年代に爆破工事で水路を深く掘り下げると、造船所はじめ金属加工業がウェストエンドのゴバンで栄え始めます。ときはまさにヴィクトリア朝時代、富を築いた新興貴族は手入れの行き届いた邸宅を構え、公園を囲む優雅な街並みを築き上げました。

    反面、都心部は狭い道ぞいにふるぼけた長屋が雑多に肩を寄せ合い、キリスト教の新旧の宗派は信者がぶつかりそうな一触即発のきな臭さを帯び、酔っ払いのケンカが絶えない荒れて汚い場所という評判に勝てず、平均寿命も短くとどまっていました。

    やがて世界大戦を経て1960年代を迎えると、基幹産業が崩壊して雇用が失われ、新しい住宅団地は建ったものの、設計のまずさが快適な住環境を犠牲にして、人々の間に薬物乱用が広がりました。

    移動する

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     気候 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
     
    最高気温 (°C) 6 7 9 12 16 18 20 19 16 13 9 7
    最低気温 (°C) 2 2 3 4 7 10 12 12 9 7 4 2
    降水量 (mm) 142 99 110 60 63 63 68 84 116 132 131 138

    グラスゴーの向こう5日間の天気予報は、気象省のサイトを参照。

    方角を知る

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    都心部には交通機関のハブがあり商業施設が整って、観光客に喜ばれる見どころも、買い物や娯楽の拠点も揃っています。ビクトリア朝の優雅な街路が碁盤の目のように交差し、幹線道路のM8号線は南のクライド(Clyde)から北へ西へと貫いています。目抜通りのアーガイル街(Argyle Street)、東西に走るソーキーホール街(Sauchiehall Street)、また目印になるのは、南北に走るブキャナン街(Buchanan Street)。都心部の東はグラスゴー・クロスを中心に、商業街が占めています。

    イースト・エンド:大聖堂を中心に築かれた中世の小さな町。グラスゴー・クロス周辺から西に開発が続き、都心から東へ拡大した商業地区を連想するような展開を見せています。土地の売買、家屋や集合住宅の新築など不動産ブームは、トロンゲート、ソルトマーケット、ハイストリート、ギャロウゲート、ロンドンロードなどの地域です。

    ウエスト・エンドは文教地区。グラスゴー大学やハンテリアン博物館、ケルビングローブ博物館や植物園があり、ケルビン川の流れが景観をもたらします。幹線道路のグレート・ウェスタン・ロードの道路番号はA82号線、ローモンド湖とハイランド地方へ向かう古い街道で、現在はM8号線を進んでアースキンへ向かうほうがスピードが出せます。 市内の南北方向の交通はバイアーズ・ロードが支えます。道沿いにボヘミアンな雰囲気があふれ、カフェやレストラン、個性的な個人商店が立ち並びます。.

    クライド川の南側に、サッカー競技場とベラハウストン公園。中心部の西側にあるクライドバンク(Clydebank)は昔の造船地区で、現在は再開発されアルマディロ(イベント会場)、グラスゴー科学館、リバーサイド博物館などが建っています。ただし、M8号線の北側は観光客の関心をひくものはほとんどありません。

    1 ビジット・スコットランド情報センター Visit Schotland iCentreG1 2LL グラスゴー市ブキャナン通り 156a/158 番地 (156a/158 Buchanan Street, Glasgow, G1 2LL United Kingdom), ​156a/158 Buchanan Street, Glasgow, G1 2LL United Kingdom クイーンストリート駅(Queen St Station)の西側。電話番号:+44 141 566-4083、メール:。 気さくで情報を把握した職員がいます。 営業時間:連日9:30 am -5 pm、日曜定休 バンクホリデーも営業。 不正な制御文字を含むパラメータ

    話す

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    着く

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    1880年代のグラスゴー

    飛行機で

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    • タクシー利用だと、都心まで所要時間はおよそ20分、料金は£40前後(2023年時点)。

    1 グラスゴー・プレストウィク空港(Glasgow Prestwick Airport)PIKIATA)はグラスゴーの南西32 miles (51 km)、エアシャーの沿岸部に位置します。開設は今から50年超前で、当時は長くて霧がめったにわかない滑走路は大西洋横断空路に活用されましたが、今では空港を選ぶ必要がなくなりました。最近は唯一、ライアン航空(Ryanair)が運航しており、空路は地中海およびカナリア諸島(Canaries)でそれぞれ季節運航が多いです。というわけで、グラスゴー市民は休暇先へ出発するならプレストウィク空港を利用するけれども、帰りは別の空港に到着する空路を利用しています。

    鉄道を利用してグラスゴー中心駅へ移動する詳細について(Glasgow Central、航空機利用者の運賃は半額)。X77番バスや自動車移動のルートなども、プレストウィクの記事(英語版)を参照してください。

    エディンバラ空港EDIIATA=Edinburgh Airport)だと、例えばイスタンブール便など、グラスゴー空港に発着しない経路を利用でき、グラスゴーは実質、エディンバラの西端からおよそ35 miles (56 km)に位置しているため、移動もわりあいに楽です。エディンバラ空港からグラスゴーブキャナン駅前行き(Glasgow Buchanan Station)の直行バスその他、エディンバラの記事(英語版)を参照しましょう。あるいは向こうの空港から路面電車やバスでエディンバラ・ヘイマーケット駅へ移動して、鉄道やバスに乗り継ぐルートもあります。

    マンチェスター空港MANIATA=Manchester Airport)は世界各地へ航空網を広げており、ロンドンの主要空港と肩を並べています。空港から発車する毎時の鉄道に乗ると、グラスゴー中央駅まで(Glasgow Central)乗り換えはありますが、所要時間5時間。

    鉄道で

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    ガラス張りの『ヒランマンズ・アンブレラ』(英語版)といえば流民が落ち合う場所
    夜行急行「カレドニアン・スリーパー」は週6夜を駆け抜ける。

    自動車で/ 陸路で

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    市役所の内装(ジョージ広場 George Square)

    バスで

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    ブキャナンのバス停では時計も小走り

    船で

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    移動する

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    観る

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    グラスゴー大聖堂

    イーストエンド

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    中世から18世紀まで、グラスゴーの心臓部だったイーストエンド(East End)。クライド川に沿って市街地が急速に拡大しました。

    • 1 グラスゴー大聖堂 Glasgow Cathedralカッスル通り Castle Street G4 0QZ。電話番号:+44 141 552-6891  。 創始は1197年。13世紀に大幅な改修を受け、中世ゴシック様式の好例となりました。堂宇を捧げた聖マンゴーは街の守護聖人であり、地下聖堂に埋葬されています。スコットランド国教会は司教を置かないため、大聖堂でありながら実際には教区教会として機能しています。 営業時間:月曜 - 土曜 10 am - 正午、1-4 pm ; 日曜 1-4 pm。 値段:無料。
      • 1 聖マンゴー宗教博物館 St Mungo's Museum of Religious Life and Artカッスル通り(2 Castle Street G4 0RH) グラスゴー大聖堂の隣り。電話番号:+44 141 276-1625  。 この街におけるキリスト教の発展、守護聖人、地元や世界で実践される他の信仰を扱います。聖マンゴーの信心と芸術を記念。 営業時間:月曜 - 木曜、土曜 10 am -5 pm、金曜、日曜 11 am -5 pm。 値段:無料。 名前がウィキデータから取得されています
      • 2 プロヴァンド領主館  Provand's Lordshipカッスル通り 3 Castle Street G4 0RH 大聖堂の向かい側。電話番号:+44 141 276-1625、メール:  。 グラスゴー市内に現存する最古の家屋。建造は1471年で、資料館に転用され、1700年前後のこの都市の社会と暮らしを伝えます。 営業時間:2023年後半まで休館。 値段:無料。 誤った名前

    都心部

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    墓地の彫刻が写しとる市民の民俗は他で見られない(Necropolis)
    装飾記号の印刷機、展示品(Sharmanka)
    • 1 グラスゴー・グリーン Glasgow Green  。 クライド川の北岸にあり、「広大な緑地」の名前の通りです。1450年、低湿地を区切った放牧地を区画整理して排水工事をした土地です。染色や漂白の工房ができ、公園の東端にテンプルトン・カーペット工場がありました(現在はビジネスセンターに転用)。時代の流れはこの一帯にも及び、デモ活動や熱い街頭スピーチを響かせたり、のんびりとくつろぐ人が集まったり娯楽やイベントの会場に使われてきました。入場口は複数あって24時間、開いており、市内中心部からはハイストリートの坂の下からマクレナン・アーチ(Maclennan Arch)を抜けるのが便利。メインの散策路を南東方向にたどると「ネルソン記念碑」(オベリスク=Nelson's Memorial)があり、トラファルガー将軍の戦勝を祝っています。ピープルズ・パレスは一帯の中央(下記を参照)。その北側にあるドルトン噴水は、てっぺんに載せたビクトリア女王像がやや不安定ですが、精巧なテラコッタ製(Doulton Fountain)。セント・アンドリューズの吊り橋は川の南岸と結びます。次の見出しでクライド(Clyde)の潮汐堰(Tidal Weir)について詳しく書いてあります。
    • 3 ライトハウス The Lighthouseミッチェル小路(11 Mitchell Lane G1 3NU) ブキャナン通りの裏手(Buchanan Street)。電話番号:+44 141 276-5365  。 こちらもレニー・マッキントッシュによる建造物(1895年)で、長く『グラスゴー・ヘラルド』新聞の本社がありました(Glasgow Herald)。デザイン建築センター(1999年Centre for Design & Architecture)が入居して展示会やイベントを開き、2020年に「臨時休館」をして、当面、最開の見込みはありません。 営業時間:休館中。 値段:無料。
    • 1 ウィロー喫茶室 Willow Tearooms, ​Mackintosh at the Willowソラーチーホール(217 Sauchiehall St G2 3EX)。電話番号:+44 141 204-1903  。 禁酒運動家ケイト・クランストン(Kate Cranston)が設立したアートのあふれる喫茶店チェーンのひとつ。このソーキーホール通り店は最も人気があり、市民、なかでも女性が上品な雰囲気でノンアルコール飲料を楽しめる場所。設計はチャールズ・レニー・マッキントッシュで、1903年開店。その後、敬愛を込めてオリジナルの内装に改めてあります。今もカフェ・ビストロとして営業しているのに装飾を見学しようと訪れる人が増え、まるで美術館のように様変わりしてしまいました。2階の「特別室」(Room de Luxe)への入室は、見学ツアーに参加するかちゃんと食事をするしかありません。 営業時間:毎日 11 am - 5 pm。 値段:見学ツアー£7.50、割引£6.50。
    バクルーク通りの集合住宅の内装(Buccleuch Street)
    地図
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    グラスゴーの地図

    公共交通機関は通称をSPTStrathclyde Partnership for Transport)といい、グラスゴー市の地下鉄運行を担うかたわら、同市発着のバス路線、広域グラスゴー地域の公共交通機関を調整します。グラスゴーの公共交通機関はロンドンを除くと、イギリス国内で最も充実したシステムの一つでもあります。

    • 2 グラスゴー美術学校 Glasgow School of Artレンフリュー通り(167 Renfrew St G3 6RQ) 最寄りの地下鉄駅:カウカデンズ(Cowcaddens)。電話番号:+44 141 353-4500  。 略称GSA、独立した美術学校で、建築や美術、デザインの分野で大学レベルの授業内容を提供し研究も進めてきました。また夜間クラスと夏期講習もあり、一般の訪問者には、マッキントッシュ館が最大の魅力。建築家のマッキントッシュ(CRM)最高の建造物に数えられ、2014年の火災で大きな被害を受け、順調に修復が進んでいたのに、2018年にさらに大きな火災が発生して焼損。唯一の救いはマッキントッシュ設計の家具多数を含めて、美術収集品の多くは1回目の火事の時に箱乱されて無事で、改修工事中は別の場所で保管されたこと。教育プログラムも場所を移し、2回目の火の粉は浴びずに済みました。さらに再建予算1億ポンドが集まり、工事は2030年に完了予定。建物の見学は今後の数年は不可能でも、収集品をオンラインで眺めるほか、他の建物で開かれる卒業生展覧会など、リアルの展示会詳細は、当館公式サイトで発表されます。

    ウェスト・エンド

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    大展示室のスピットファイア

    この地域はケルヴィン川沿いに繁栄し、グラスゴー大学の文教都市として文化の香りが高く、また観光名所もたくさんあって、宿泊にも質の高い施設がいくつもあります。

    • 3 ミッチェル図書館 Mitchell Libraryノース通り North St G3 7DN 最寄りの鉄道駅はチャリング・クロス駅( Charing Cross)。電話番号:+44 141 287-2999  。 壮大なエドワード朝バロック様式の建物は1911年に開設、資産家ミッチェル家のタバコから得た収益を投じて建てられました。併設する市立図書館の蔵書は100万冊超、一次資料も多数あって家族史や市民の歴史を辿る手掛かりになります。1962年の火災で全焼しながら外観(ファサード)は残り、1980年に増築した部分にイベント会場を備え、その部分は本館の豪華さには及びません。 営業時間:月曜-木曜 9 am - 8 pm。金曜、土曜 9 am - 5 pm 日曜定休。 値段:無料。
    • 4 パーク・サーカス Park Circus  。 1860年頃の富裕層の建物。周辺はパーク・ディストリクトというリッチな地域です。かつてローマ帝国時代に栄えたバースの再現を企てたと想像すると、緑豊かな楕円形の広場に面した高級な建造物、よく磨いた真鍮に住所を表示した玄関扉から連想するのは - エディンバラのスコットランド通りです。情操教育のモンテッソーリ学校は、この街の象徴と呼べるほど溶け込んでいます。ケルヴィングローブ公園の南側から、花崗岩を積んだ立派な階段を上ってみましょう。てっぺんで見渡すと、そのアングルから撮影した写真は、ロックバンド「ディーコン・ブルー」のアルバム『レインタウン』(Raintown=1987年)のジャケット写真で見たことがあるかも。当然、ここはファンなら〈聖地〉の一つなのですが、樹木が伸びたり街の開発が進んで、ジャケット(表)の雲だらけの景観も、裏のM8号線の眺めも40年近い年月に勝てず、幻になってしまいました。
    • 1 ケルヴィングローブ公園 (Kelvingrove Park)。 西に向かって広がる公園は、ケルヴィン川沿いに造園されたのが1850年代。かつてグラスゴー・グリーン(Glasgow Green)という緑したたる空間があったのに、すっかりスラム街に換わってしまったので、その代わりに設けたのです。市内の中心部から足を延ばすなら、バスでアーガイル通り方面へ(Argyle St)。地下鉄なら、ケルヴィンブリッジ・ノース行き、またはケルヴィンホール西行きをご利用ください(Kelvinbridge north または Kelvinhall west)。園内の野外音楽堂は名士の立派な像で装飾してあり、2014年の改修工事を経て物理​​学者ケルヴィン卿、作家トーマス・カーライル、陸軍元帥ロバーツ卿、化学者リスター卿といった著名人の姿が並びます。当園は24時間、解放されていて、近隣の大学の学生がよく来ています。
    • 5 ケルヴィングローブ美術館・博物館 Kelvingrove Art Gallery and MuseumArgyle Street G3 8AG 地下鉄の最寄り駅はケルヴィンホール駅。電話番号:+44 141 276-9599  。 1888年のグラスゴー万国博覧会の跡地に立つ博物館相当施設です。1901年に開いた施設は、壮麗な美術館と博物館が入り、まさに万博の遺産。赤色の砂岩を積み上げスペイン・バロック様式に似た外観は、ロンドン都心部の北側を占めるセント・パンクラス(St Pancras)を連想させ、2006年に大幅な手入れがされました。収蔵資料は豊富で、展示は子供連れにも家族で訪問するのも楽しめます。展示室は22室あり、自然史、古代エジプトから現代までの文明、あるいは有名画家としてダリやゴッホ、モネやレンブラントなどの大物の作品を干渉できるし、20世紀のイギリスのアート運動の星レニー・マッキントッシュの家具なども見せています。大展示室の戦闘機はスーパーマリン・スピットファイア。パイプオルガンの演奏は月曜から土曜は午後1時から、日曜は午後3時からミニコンサートを催します。 追加情報:バリアフリーのトイレ。 営業時間:M-Th Sa 10 am - 5 pm、金曜、日曜 11 am - 5 pm。 値段:無料。
    • 6 ケルヴィン・ホール Kelvin Hall  。 位置はケルヴィングローブ通りの向かい側で、街の建築様式に溶け込んでいます。ここはずっと市内のイベントや展示の場として機能し、SECCが開館した1985年にその座を譲りました(する欄を参照)。1990年代以降に用途が広がり、現在はハンテリアン財団の施設として収蔵品の研究や調査の拠点であり、博物館の保管施設でもあります。学問ばかりでなく、クライミングウォールも、床面のやわらかいプレイエリアも備えています。アーカイブ映画やビデオを鑑賞するなら、スコットランド国立図書館の動画アーカイブを訪れましょう。雨の午後、100年前の映画を観て過ごしませんか。
    • 4 グラスゴー大学 University of Glasgow, ​Glasgow University  。 本校舎のあるギルモアヒル・キャンパスは面積1/2平方マイルで、地下鉄ならヒルヘッド駅(Hillhead)で下車。四方は東西がケルヴィン川とバイアーズ通り、南北はダンバートン通りとグレート・ウェスタン通りに接しています(Byres Road、Dumbarton Road、Great Western Road)。1451年設立、イギリスで4番目に古い大学で教育と研究で高い評価を得ており、学部生約2万1千人、大学院生1万1500人に教職員4700人が通います。構内はネオゴシック様式、市民の散策も認められていて、ハンター博物館の複数の分館が最大の見どころ。構内に分館が3つあり、ダンフリース (英語版) に分館があります。膨大な収集品はウィリアム・ハンター(1718年-1783年)が築きました。
      • 7 ハンテリアン美術館 Hunterian Art Gallery82 Hillhead St G12 8QQ。電話番号:+44 141 330-4221  。 ホイッスラー、レニー・マッキントッシュ(CRM)、スコティッシュ・カラリストグラスゴー・ボーイズを含めた所蔵点数は膨大です。マッキントッシュ邸は建築家の自邸の内部を復元してあり、元の建造物そのものは大学拡張工事で1960年代に解体されました。見学できる内装のみ、建築家の手になるものです。 営業時間:火曜 - 日曜 10 am - 5 pm。 値段:美術館の鑑賞は無料。マッキントッシュ邸は成人£8、割引£6、小児は無料。
      • ハンテリアン博物館 Hunterian Museum大学通りのギルバート・スコット棟(Gilbert Scott Building, University Ave) 美術館と動物学博物館の中間。 ハンテリアンが収蔵する収蔵品のうち、美術品と動物の標本は、それぞれこの施設から別の建物に移されました。文明を専門テーマにしているため、この博物館の展示はアントニヌス長城から出土したローマ時代の遺物、グラスゴーにおける医学の発展、ケルヴィンの科学機器などが揃います。「不快感を探る」展では西洋の植民地主義、奴隷制度、喫煙など、歴史の断片と収蔵品を結ぶ多くの関連性に迫りました(Curating Discomfort)。 営業時間:火曜 - 日曜 10 am - 5 pm。 値段:無料。
      • 8 ハンテリアン動物学博物館 Hunterian Zoology Museumユニバーシティ通りグレアム・カー棟(Graham Kerr Building, University Ave)。電話番号:+44 141 330-4772  。 自然史博物館の玄関扉の上に記された「Zoology」(動物学)という文字が宣言するとおり、この建物の目的は明白です。古典的な展示様式を守り、ケースの中の動物の剥製は、ガラスの目で来館者を冷たく見つめます。 営業時間:月 - 金 9 am - 5 pm。 値段:無料。
      • ギルバート・スコット棟の1ブロック西側、ユニバーシティ通りのウルフソン医学棟には全国外科医小規模博物館[リンク切れ](Country Surgeon Micro Museum)があります。展示はジェームズ・ダグラス(James Douglas、1798年-1882年)の経歴に沿っており、カールーク(Carluke)で60年にわたって従事した医学と外科手術を主題にします。開館は 月 - 金 9 am - 5 pm、無料。別館の解剖学関連施設の見学は、専門性のある来館者限定で予約制。
    • 9 植物園 Botanic Gardensグレート・ウェスタン通り(730 Great Western Road )G12 0UE。電話番号:+44 141 276-1614  。 熱帯植物​​と温帯植物を収集し、ケルビン川沿いに確保した広大な園地に1842年に開園。キブル・パレス(Kibble Palace)は19世紀に建てた錬鉄製の温室で温帯植物用、この都市を特徴づけるランドマークでもあります。2004年から2006年の工期を費やし、温室を再建しました。 営業時間:植物園は 7 am から日没まで。音質は正午から 4 pm。 値段:無料。
    • 2 化石の森 Fossil GroveVictoria Park Drive North G14 9QR。電話番号:+44 141 287-5918  。 リンボク」の林(Lepidodendron )は絶滅した巨大な古代の植物(quillworts)の遺構です。この地域ではおよそ3億3000万年前、泥流に埋まった樹木が枯死し、泥層には幹が分解された型の空洞が残りました。1887年、採石の作業中に発見されると、まわりを建屋で囲んで保護を試みました。ここは週末のみ開園、ビクトリア公園の他の地区は24時間、いつでも出入り自由です。 営業時間:土・日 正午-4 pm。 値段:無料。

    クライドとその南

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    トレードス​​トンの「ぐねぐね橋」("Squiggly Bridge")
    ハウス・フォー・アン・アートラバー(House for an Art Lover

    建築

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    グラスゴー科学博物館

    詳しい解説は省き、グラスゴーで出会う建築様式と逸品のいくつかを以下にまとめます。

    • 中世以前:プロヴァンド領主館はイーストエンドにあるものの、その治世の面影はほとんど残っていません。
    • ビクトリア朝:街の発展に連れてイタリア風、ネオ・ギリシャ風、ゴシック様式の建物が溢れかえり、集合住宅は背の高い砂岩造りで長く年月の汚れを帯びていたものを磨き上げ、今では赤い砂岩の輝く輝きを放っています。最も華やかな建物群は「グラスゴー・バロック」と呼ばれ(Glasgow Baroque)、ケルビングローブ美術館・博物館(ウエストエンド=Kelvingrove Gallery)やアテナエウム劇場(ブキャナン通り=Athenaeum Theatre)がその代表例です。
    • バルセロナガウディで輝いたなら、グラスゴーに外観と内装の整った独自の様式をもたらしたのはチャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868年-1928年)です。その最たる例は、クライド川南岸の「芸術愛好家のための家」(House for an Art Lover)です。母校のグラスゴー美術学校(Glasgow School of Art)は火災に2度も見舞われ、スコットランド通り学校(Scotland Street School)は再建工事のため閉館中。
    • 近代建築:通称「アルマディロ」(armadillo)、正式名称スコットランド展示センターはクライド川の北岸を美しく彩っています。

    郊外へ足を延ばす

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    • 2 クイーンズクロス教会 Queen's Cross Church ; Mackintosh Church870 Garscube Road G20 7EL パトリック・シスル・サッカー場の近く(Partick Thistle football ground)  。 営業時間:月・水・金 11 am -4 pm。 値段:成人 £5, 小児 無料。 
      1899年に当時の自由教会のため建てられ、外構はずんぐりとしたゴシック様式。別の設計者が手がけた堂宇に、レニー・マッキントッシュ(CRM)がイギリスで唯一の教会建築として内装を設計した。外観はの建築家の作品とは思えないが、内装はまさにその特徴をはっきりと示します。1843年にスコットランド国教会と分裂した教派が1929年に和解後、この教会堂はスコットランド国教会として存続し1976年に閉鎖。
      現在、この教会はチャールズ・レニー・マッキントッシュ協会の本部となり、小さな売店も併設。なお、CRMはリバプール大聖堂を設計。
    ペルシャじゅうたん(ビュレル・コレクション)

    出かける

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    • 'ローモンド湖':Loch Lomond)湖の西岸にはハイランド地方と結ぶ交通量の多い幹線道路が通り、トラックやバスが行きかいます。ベン・ローモンド(Ben Lomond)やトロサックス(Trossachs)へ向かう道は東岸沿いに行きます。
    • エディンバラ (英語版) スコットランドの優雅な首都は電車または長距離バスで1時間以内の距離感です。
    • スターリング (英語版) 断崖絶壁の上に城がそびえ立ち、まるでエディンバラを小さくしたミニチュアのようです。
    • エアシャー海岸:(Ayrshire coast)海辺のラーグス、ソルトコーツ、トゥルーン(LargsSaltcoatsTroon )はいずれも昔ながらの典型的なリゾート地。中でもいちばん著名なのはロバート・バーンズの生家があるアロウェイ(Alloway)とエア(Ayr)の名前があがります。
    • アラン島 (英語版) 行きフェリーはアードロッサン(Ardrossan)から発着。見学するならブロディック城やマックリーの巨石群(Brodick Castle、Machrie)、また登山2時間が取れるなら、ゴートフェル(Goat Fell)を目指しましょう。
    • ビュート島 (英語版) はウィーミス湾からフェリーですぐ渡れます。いちばんの見どころはマウント・スチュアート、紳士専用の贅沢を味わいたいなら、ロスジー(Rothesay)に世界で最高のトイレがあります。
    • ウェストハイランド・ラインWest Highland Line)は自然景観に恵まれたルートであり、行き先はフォート・ウィリアム(Fort William)や、スカイ島へのフェリーに乗り継ぐならマレグ(Mallaig)を目指します。夏には蒸気船が運航。モルグワァイ(Milngavie)からウェスト・ハイランド道路(West Highland Way)に入り、フォート・ウィリアム(Fort William)までドライブを楽しめます。道のりの最初こそ見晴らしを望めないが、ローモンド湖に差し掛かると景観が開けます。やがてロノックムア(Rannoch Moor)からグレンコー(Glencoe)へと車窓から目を離せなくなります。
    グラスゴーの交通手段
    グリーノク(en ペーズリー(en  西    コートブリッジ(en エディンバラen
    M8M8と合流    南東  マザーウェル(en)/ハミルトン(en マンチェスターen
    エア(en/プレストウィク空港(PIK キルマノック(en  南西  北東  M8M8と合流
    M8M8と合流  南西  北東  カーキンティルロック(en スターリング(en
    キャンベルタウン(en)/ クリアンラリフ(en ダンバートン(en  北西  南東  終端はジョージクロス交差点 / J17
    en ベアズデン(en  北西  南東  終端はカウカッデン