アルル(フランス語: Arles)は、フランス南東部のプロヴァンスにある町です。辺鄙で静かな場所ではありますが、旅行者にとっては価値ある目的地です。アルルはプロヴァンス文化に深く根ざしており、ローマ時代の考古遺跡が集まっています。アルルはユネスコ世界遺産に登録されています。
知る
[編集]博物館は小規模ですが、興味深い遺物がいくつか展示されています。残念ながら、アルルでの滞在が最も創造的な時期であったにもかかわらず、ゴッホの作品は市内にはありません。ジプシー・キングスの創設メンバーであるチコ・ブーチキーや他のメンバーもアルル出身です。ローヌ川沿いをのんびり散歩し、カフェに立ち寄りながら散策を続けてみてください。

- 1 アルル観光案内所、Boulevard des Lices。電話番号:+33 4 90184120、メール:ot-arles@arlestourisme.com。 営業時間:4月-9月:月-土曜日:09:00-18:45、10月:月-土曜日:09:00-17:45、日:10:00-13:00。その他の期間:月-土曜日:09:00-16:45、日:10:00-13:00。
歴史
[編集]アルルは紀元前6世紀ごろにギリシア人によって築かれ、ローマ人に引き継がれました。その後地中海交易の重要地として発展し、現在まで遺る様々なローマ遺跡が建築されました。
観賞
[編集]アルルの景観がゴッホ晩年の作品に及ぼした影響は計り知れません。ゴッホはアルルの病院で余生を過ごし、彼が見たものは「アルルの病院の中庭」という作品として現在に残されています。彼がアルルで描いた作品は他にも「アルルの跳ね橋」や「夕方のカフェテラス」、「ローヌ川の星月夜」など、ゴッホの名画の中に映し出された景色は今もそのままに残されています。残念ながら現在のアルルに彼の作品はありませんが、訪問前に鑑賞してからアルルの日常の風景を眺め、彼に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
また、一度は耳にしたことがある「アルルの女」に登場するアルルもまさにこのプロヴァンスの都市です。
着く
[編集]飛行機で
[編集]パリのオルリー空港からニーム空港(FNIIATA)までの国内便があります。滞空時間は1時間強です。ニーム空港からアルルまでは、1 Champs de Marsのバス停から41番バス(Nîmes Costieres Parnasse)に乗って2 Costieres ParnasseでT4バス(Marguerittes)に乗り換え、ニーム駅からTERでアルル駅までたどり着けます。
鉄道で
[編集]バスで
[編集]ブーシュ=デュ=ローヌ県内の各地から通るバス路線が複数あります。乗車券は車内で購入できます。
- 4 バスターミナル (Gare Routière)
車で
[編集]サロンやマルセイユから高速道路を利用できますが、フォンヴィエイユ、パラドゥー、レ・ボーなどアルピーユ山脈の小さな町を通る道の方がおすすめです。
移動する
[編集]アルルは基本的に徒歩で十分回れる大きさです。徒歩に疲れたら、タクシーやバスを利用してください。
自転車で
[編集]アルル周辺のアルピーユ地域での日帰り旅行用に、自転車や電動バイクをレンタルできます。
- 7 The H company、1 Bis Rue Emile Fassin。 セグウェイでアルル観光ができます。 営業時間:火-日:10:00-12:30、14:00-19:00。 値段:€17から。
観る
[編集]
- アルル遺産 (Arles Patrimoine)。メール:patrimoine@ville-arles.fr。 円形闘技場、古代劇場、クリプトポルティコス、回廊など、アルルの主要な遺跡の多くを共通チケットで見学できます。 値段:€15(主要4施設+レアチュ美術館・1か月有効), €19(全施設・博物館・6か月有効)。
歴史地区
[編集]- 1 アルルの円形闘技場 (Arènes d'Arles)、rond-point des Arènes a Arles 。 紀元前1〜2世紀に建設されました。復活祭には闘牛、9月には米祭り(Fete du Riz)が開催されます。夏の間はカマルグ式闘牛(courses camarguaises)が行われます。 追加情報:闘牛場。 値段:€9、割引:€7、18歳未満無料。
- 2 アルル古代劇場 (Théatre Antique d'Arles)、rue de la Calade 。 紀元前1世紀末に建設されました。 営業時間:水-月:10:00-18:00。 値段:€5(毎月第1日曜と18歳以下は無料)。
- 3 地下回廊 (Cryptoportique) (Place de la Republic、Place du Forum) 。 現在は完全に地下にありますが、元は半地下回廊で、フォロ・ロマーノの基礎として使われていました。紀元前1世紀末に建設され、現在は馬蹄形の構造をしています。入口は市庁舎内にあります。
- 5 サン=トロフィーム大聖堂 (Cathédrale Saint-Trophime)、place de la République 。 12世紀に建てられたロマネスク様式の教会で、教会の建物自体以外にも美しい回廊も見どころです。
- 7 エスパス・ヴァン・ゴッホ (Espace Van Gogh)、Place Docteur Félix Rey。電話番号:+33 4 90 49 39 39。 かつての病院で、ゴッホが療養していた中庭があります。 値段:無料。
ほかの地域
[編集]博物館
[編集]- 10 アルル古代博物館 (Musée de l'Arles et de la Provence antiques)、Presqu'île-du-cirque-romain BP 205。電話番号:+33 4 13 31 51 03、メール:info.mdaa@cg13.fr。 アルルの考古学博物館で、近くにはローマ競技場の遺構もあります。
- 11 レアチュ美術館 (Musée Réattu)、10, rue du Grand Prieuré。電話番号:+33 4 90 49 37 58。 19世紀の画家ジョセフ・レアチュの旧宅を利用した美術館で、彼の作品やピカソの作品などが展示されています。 営業時間:11月-2月: 火-日 10:00-17:00; 3月-10月: 火-日 10:00-18:00。 値段:€8、65歳以上:€5。
- 12 ミュゼオン・アルラタン (Museon Arlaten)、29-31 rue de la République。電話番号:+33 4 13 31 51 99、メール:museon.arlaten@cg13.fr。 プロヴァンスの民族文化を紹介する近代的な博物館です。 営業時間:火-日 19:00-18:00。 値段:€8(割引:€5)。
市外
[編集]以下の場所は、単独で行くかいくつかを訪れる程度ならば自転車での日帰り旅行で回れます。
- 1 ヴィゲラ湿地自然保護区 (Réserve Naturelle des Marais du Vigueirat) (アルルの南東30km) 。 1200ヘクタールの自然保護区で、多様な動植物が生息しています。
する
[編集]市場の散策や、展示会・イベントの情報を調べてみるとよいでしょう。
買う
[編集]- 市場や蚤の市
- 土曜市は特におすすめです。
食べる
[編集]アルルではサラミ、オリーブ、ラングドックのチーズなどが楽しめます。その他にもガルディアンヌ・ド・ボー(Gardianne de Boeuf、牛肉の煮込み料理)やドブ(Daubes)、フーガス・ダルル(プロヴァンス特有のパンであるフーガスのアルルバージョン)などがあります。
飲む
[編集]- パスティス(Pastis)という地元ワインが楽しめます。ニームにも近いことを利用しましょう。
- 観光客向けのカフェ・ヴァン・ゴッホ(Café Van Gogh)は、ゴッホの『夜のカフェ』に似せており、彼の画の場所に建っています。
- フォーラム広場などのカフェも訪れてみてください。
泊まる
[編集]周囲に湿地が多いため蚊が多いことに注意してください。
安宿
[編集]- 1 Auberge de Jeunesse、20, avenue du Maréchal Foch (駅から徒歩圏内)。電話番号:+33 4 90 96 18 25、メール:arles@hifrance.org。 ユースホステル。
中級宿
[編集]- レジデンス・クラブ・ル・ドメーヌ・ド・レスタジャン (Résidence Club Le Domaine de l'Estajan)、Mas De Veran。電話番号:+33 4 90 18 49 49。 複数の低層建物からなる宿泊施設で、さまざまなレジャー施設があります。
繫がる
[編集]2023年7月時点で、アルルでは5Gが利用可能です。
出かける
[編集]アルルはプロヴァンスとラングドックの地方境に位置しており、交通の要所です。南方にはカマルグやビーチなどが、東方にはアルピーユ山脈があります。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路はイタリアからアルルを経由してサンティアゴ・デ・コンポステーラにたどり着いており、巡礼者たちはここでいわゆる「アルルの道」(La voie d'Arles)に合流していました。
- エクス=アン=プロヴァンス — セザンヌの街とサント・ヴィクトワール山
- アヴィニョン — 石器時代から人が住んでいたアヴィニョンは、14世紀に教皇庁が建てられたことで有名です
- サン=レミ=ド=プロヴァンス — 小さな村ですが、夏はとても魅力的です
- サン=マルタン=ド=クロー — 何よりもその自然が魅力で、ヨーロッパで唯一の乾燥したステップが広がっています
- タラスコン — カエサルの時代にローマ人によって築かれ、龍が出没すると言われるこの町には、保存状態の良い中世の城をはじめとした古い建築物が残っています
